環境
環境見聞
「地球のため」でなく「人間のため」
2009/10/06 更新現在は環境ビジネスの実業界で活躍する、地球物理学 (大気力学)専門の理学博士に話を伺う機会があった。氏は「専門知識を持ちながら?地球にやさしい活動を?などと言っている人は信用できない」と自説を聞かせてくれた。
ビジネスというアプローチながら、まがりなりにも環境保全活動に取り組む人物。そんな人から環境活動を否定するような言葉が発せられるとは意外と思い、よく耳を傾けた。すると、現在、人類共通の課題として世界中の人々が取り組んでいる環境活動は「地球のため」ではないという、さらに不可解な意見。
どうやらその真意は目的の違いにあるようだ。「地球のため」でなく「人間のため」。環境活動の目的は自分たちのために行うものだ、と。
地球が誕生してから46億年。これまで地球は、今、我々が問題にしている以上の気候変動に直面してきた。今後予想されるよりも厳しい温暖期もあり、逆の氷河期もあった。そして、そのいずれもが地球の自然の姿。つまり地球の表面が暖かろうが寒かろうが、地球の存在自体に大きな問題が生じるわけではない。
気候変動によって死活問題が生じるのは、自分たち人間だ。地球を含む宇宙の観点からみれば、人が生存できる環境はごくわずか。それを維持するのが環境活動なのだと教えてくれた。
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