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発電に必要な「ちから」のもと
2011年6月10日(金)、茨城大学教育学部付属小学校にて、日本テクノの出張授業を行いました。この日の授業は「○○調査隊、出発!」と題して、小学校3年生の児童が、「電気」や「通信」など興味のあるものを選んで調査をするというもの。13名の子どもたちが、「電気」に興味をもち、知りたいことを「質問状」にして日本テクノに届けてくれました。今回は、その質問内容を中心に授業を進行していきました。
児童から寄せられた質問は、以下の3つです。
「何で電気がとまったのか」
「電気のもとは何ですか」
「どうやって電気をつくっているのですか」
震災後の停電や断水で、児童たちもこれまで当たり前のように身近にあった電気の存在について、改めて考えてみる機会ができたようです。
授業はまず、先生役をつとめる日本テクノの社員より「電気を見たことがありますか」の質問から始まりました。児童からは、蛍光灯を指さしながら「これが電気だよ」の答えが返ってきます。また、普段電気を使っている日用品は?の質問に「テレビ」「エアコン」「ブルーレイ」などの答えも。普段から本当にたくさんの電気を使って生活していることがわかります。
続いて実験。磁石と電線をくるくると巻いて作ったコイルを用意して、その先に電球をつけました。手回しレバーを回して、磁石をコイルに近づけるとコイルに電流が流れ、電球が光ります。電球は、一生懸命早く回すと、強い光を発し、回転を弱めると、弱い光になります。ここで、発電に必要な要素が「磁石」と「コイル」だということが分かるわけです。
今回の実験は、その「磁石」と「コイル」にレバーを手で回して発生させた力が加わって電気を発生させていますが、普段わたしたちが利用している電気は、手回しの力だけでは到底まかなえるものではありません。これらの力を得るために私たちはさまざまな自然のエネルギーを利用しています。児童からも「風力」「水力」「火力」「原子力」「地熱」「バイオマス」などの答えがかえってきました。最近はニュースなどでもよく目にしますが、日本では現在、その力の約6割を火力、約2割を原子力によりまかなっているのです。
続いて、今回の震災で、なぜ電気がとまってしまったのかを理解してもらうために、ガラスの瓶に入れたシャープペンシルの芯に電気を流して光らせる、電球の仕組みを見てもらいました。瓶のふたをしっかりと閉めて電気を流すと、鉛筆の芯は燃えて強い光を発します。このときの芯の温度は約3800度にも達しているのです。また、瓶のふたを開けたまま電気を流すと、酸素がたくさんあるので芯はあっという間に燃えて消えてしまいます。
このように、小さな瓶のなかでも大きな変化が起こり、さまざまな条件が整って電気が流れているわけです。
震災の揺れにより建物や道路に被害がでた場合、まずはその環境を整えてから電気を送ることが第一の条件となるわけです。そのためにも、電気を一度止めて、きちんと安全を確認する必要があります。停電は、私たちが安全に電気を利用するために必要な時間だったのです。
このほかにも、蛍光灯と電球の違いや、世界で初めて電気を発明したエジソンの話など、実験をふまえながら授業は進んでいきました。
当日の様子はこちらもご覧ください。
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