環境
経営者の環境マインド
株式会社リバークレイン 代表取締役社長 信濃 孝喜氏
2009/01/01 更新バイクは環境に対してローインパクトであることを理解してもらいたい
大学時代からオートバイに魅せられ、仲間たちとチームを作ってレース活動を行っていた信濃社長。今や、約50万点という膨大な商品ラインナップを誇るバイク用品専門のECサイトでトップをひた走る経営者である。そんな同氏の環境マインドには、大好きなオートバイに捧げるひたむきな愛情があふれていた。
環境にとって重要なことは、なるべくエネルギーを消費しないで効率よく使うことだと思います。それは地球レベルでも個人レベルでも同じです。
だからこそ、当社では「無駄使いしない」ことを徹底し、無駄な経費の削減に努めています。横浜のフルフィルメント物流センターには日本テクノさんの「ESシステムDNA-ERIA」を導入して電気代節約に努め、本社でも夏場の室温が26度以下ならクーラーはつけません。服装は自由なので、社員一人一人が意識的にクールビズ、ウォームビズを実践し、ペーパーレス化も推進。さらに会社のエントランスのプレートは環境にやさしい紙製です。
このような努力により、社員全員が必然的に"もったいない精神"を培っているのです。
また、当社はバイク用品を取り扱っていますが、実はバイクはとても環境に対してローインパクトな乗り物なんです。
バイクは自動車に比べて燃費も低く、軽量なので道路も傷みにくい。しかも、渋滞の影響を受けず、停車中に出る無駄な排気ガスも少ないのです。今夏のガソリン高騰の影響で地方では自動車からバイクに乗り換える動きも目立ちましたが、行政面では二輪に対するインフラはあまり進んでおらず、規制が多いのが現状です。駐輪場が不足しているにもかかわらず駐車規制は強化。暴走族や騒音公害を巻き散らす一部のマナーの欠落した若者たちのせいで、バイクの魅力もかすんでいます。 そんなときだから、インフラ整備など行政の取り組みを推進し、バイク本来の有効性を見直すことが必要だと感じます。具体的には、道路網や駐輪場の整備、適切な速度規制、税金の値下げなどの政策です。それは、バイクが生活面だけでなく、環境にも役立つことを理解したライダーが増えることで、環境問題の緩和につながると考えるからです。
モータリゼーション発祥の地であるヨーロッパでは、子供から老人までバイクに対する理解があり、バイク文化が根づいています。しかし、世界一のバイク産業を持つ国・日本ではまだその文化が根づいていない。バイクの地位向上に貢献し、バイク文化を根づかせるような応援をしていきたいと思っています。
【プロフィール】
しなの こうき
1971年愛知県生まれ。筑波大学大学院工学研究科修了。97年に横浜市のシステム開発会社に入社し、財務、ワークフローなどのシステム開発に携わる。2000年8月に東京都町田市にて大学時代の後輩と合資会社ウェビックを設立し、オートバイ用品のECサイト「ウェビック」をオープン。02年に有限会社リバークレインを設立し、04年に株式会社に組織変更。現在、バイク用品Eコマースのリーディングカンパニーとして着実に売上を伸ばしている。「1000年後も通用する会社を作るためにも、社員一人一人の心を大切にしていきたい」と語る37歳。
http://www.rivercrane.com/
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