環境
経営者の環境マインド
株式会社アレイ 代表取締役社長 堀部 基至氏
2008/10/01 更新有害物質の非使用を推進 ユーザーと工場の橋渡し役で社会と地球環境に貢献
ARRAYという社名の由来は「Gate Array」などに使われる半導体の用語で「整列している、きちんとした」「美しい」という意味。「きちんとして誰からも信頼してもらえる企業になりたい」という思いをこめたという。同社社長・堀部氏の環境マインドも、社名同様、整然として曇りのない清々しさにあふれていた。
当社が手がけるプリント基板は、携帯電話やその基地局、次世代通信機器の試作品など通信機器を中心に、実に幅広い分野で活躍しています。ユニークな分野では、あるメーカーの開発した人型ロボットの一部にも当社設計の基板が使用されているのです。
基板とは人間の心臓にあたる重要な部分。だからこそ、品質には強いこだわりを持っています。2004年に品質マネジメント関連の国際規格「ISO9001」を認証取得することができたのも、お客様と品質でつながる信頼関係をつくることを目指して努力してきた成果だと確信しています。
当社の環境問題への代表的な取り組みには、「RoHS指令」の推進があります。これは、EU(欧州連合)が06年7月1日に施行した電気電子機器への特定有害物質の含有を規制する指令のこと。規制対象となっているのは、人体に多大な悪影響を及ぼすとされるPb(鉛)などの6物質で、これらの物質を規制するため、エレクトロニクス業界全体に呼びかけている国際的な運動です。我々もこの流れを受け、RoHS対応品を厳選して調達。基板部品を接合する「はんだ」に含まれる鉛を抑制する「鉛フリー化」を積極的に推し進めています。
当社は「お客様と工場のパイプライン」を標榜していることもあり、情報の行き届かない小さな町工場にも、積極的に鉛フリー化を呼びかけてきました。その効果は少しずつ実り、現在は当社で受注している仕事の約9割が鉛を使用しない基板です。
また、社内での環境への取り組みとしては、二酸化炭素(CO2)削減に少しでも貢献するため、2年前から5台あった営業車を1台に減らし、客先への移動は極力電車を使うようになりました。また、社員全員に節電意識を徹底させ、クールビズ、ウォームビズも実践。不定期ですが早朝に会社周辺のごみ拾いも行っています。地域への感謝の気持ちを清掃活動という行動で示すことで、環境意識だけでなく、仕事への意欲も高める相乗効果を生んでいます。
これからもお客様に貢献し、地球環境にも貢献できる価値ある企業に成長していきたいと考えています。
【プロフィール】
ほりべ もとゆき
1971年京都生まれ。経理の専門学校卒業後、プリント基板メーカーに入社し、営業として8年間勤務。「もっと自由に営業したい」という志を胸に2001年3月、29歳のときに株式会社アレイを設立。プリント基板の設計・委託製作を中心に事業展開し、設立後わずか3年目の04年、国際規格であるISO9001を認証取得した。「大それたビジョンは特にありません。ただ、お客様と工場のパイプラインとして、小さな成長をこつこつと積み重ねていきたいだけです」と謙虚に語る37歳。
http://www.array-net.com/
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