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ERIA&SMARTCLOCK 導入事例・日本テクノの主力商品「SMARTMETER (スマートメーター)ERIA」(以下ERIA)「SMART CLOCK(スマートクロック)」を導入している企業の省エネ活動にスポットを当てる導入事例集
矢印 社会福祉法人宣長康久会 ささづ苑  矢印 有限会社 鶴荘  矢印 有限会社 福田商店
 
矢印 株式会社 協和精機  矢印 学校法人井上学園鶏鳴幼稚園  矢印 株式会社 共和熱処理    
 

社会福祉法人宣長康久会 ささづ苑

契約電力56kW削減 電力使用量10.3%削減
2015年1〜12月矢印2016年1〜12月

省エネ意識向上に3台のSMART CLOCKを導入
削減額は労働環境改善に

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 富山県富山市の特別養護老人ホーム・ささづ苑は県が指定する「腰痛予防対策モデル福祉施設」。介護技術と福祉用具の活用で、利用者の自立を促すとともに、スタッフの負担軽減に取り組んでいる。そこで活用されるリフトなど用具の購入費用には、省エネ活動で生まれた電気料金の削減分が大きく貢献している。
 「社会福祉法人は非営利団体のため、現場のコスト意識が薄いと感じました。電気を見える化し、具体的なアドバイスを受けることで省エネ意識の向上を図りたいと考えた」と話すのは施設長の岩井広行さん。前職は地方銀行員。約30年、中小企業の経営相談にも携わった経験が生きる。平屋建てで面積も広いささづ苑にはSMART CLOCKを計3台導入。人の集まるスペースに配置し、活動を呼びかけた。

SMART CLOCKは人の集まる見やすい場所に設置
SMART CLOCKは人の集まる見やすい場所に設置

 スタッフの意識改善と同時に取り組んだのは、省エネコンサルタントのアドバイスなどをもとにした設備改善。高齢の利用者に配慮するため、長時間にわたり隅々まで明るくする必要がある照明をターゲットにした。全体の約3割をLED化し、天窓のあるスペースでは間引きを行った。
 冬場の床暖房の運用方法にも目を向けた。以前は床暖房を壁にある一括スイッチでオン・オフしていたため利用者のいない場所まで暖めていた。これを配電盤のスイッチによって区分ごとに制御するようにした。
 こうした活動が奏功し削減額を福祉用具の購入にあて、スタッフの負担は軽減。労働環境の改善にもつながっている。

施設長の岩井広行さん
施設長の岩井広行さん
  • 住所 ● 富山県富山市下タ林141
  • TEL ● 076(467)1000
  • URL ● http://www.sasazuen.or.jp/
  • 創業 ● 1998年7月
  • 従業員数 ● 100名
  • 事業内容 ● 社会福祉業

有限会社 鶴荘

契約電力11kW削減 電力使用量7.4%削減
2013年7月〜翌年6月矢印2014年7月〜翌年6月

アットホームな演出を考え料理を部屋食から食事処へ
それが省エネ効果にも波及

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 佐賀県太良町にある鶴荘は、日本最大の干潟として知られる有明海を臨む温泉宿。ここで育った竹崎カニや佐賀の日本酒が存分に堪能できる。
 電気の見える化の導入では、ERIAのモニターは受付に、SMART CLOCKはスタッフが頻繁に行き来するパントリーに設置した。「常に誰かしらいる受付で状況確認できるようにし、ほかのスタッフにはSMART CLOCKの表示で省エネ意識を高めてほしいと考え、場所を決めました」と常務取締役の赤木一成さんは言う。  
 

SMART CLOCKは4カ所に設置
SMART CLOCKは4カ所に設置

 省エネ活動は空調や大型冷凍庫の運用改善でデマンド対策などを進めていったが、思わぬところからも効果が表れた。
 宿泊客の食事場所の変更だ。“和醸良酒”というコンセプトで日本酒が並ぶアットホームな雰囲気の食事処を用意し、部屋食だった料理をこの場所で提供するようにした。目的は旅の楽しみの演出だったが、これが結果的に省エネにつながった。以前は、すべての客室で空調がフル稼働していたが、変更後は食事中にスタッフが客室の布団を準備するので空調を弱めに調整できる。食事処と客室の使い分けで、メリハリのある空調の稼働が可能になった。スタッフの動線も集約され、作業がスムーズになり、より行き届いたサービスが提供できるなど、省エネ以外の効果も生まれた。
 「旅館は雰囲気を五感で感じ、くつろいでもらう場所。温度や湿度に気を配り、快適に過ごせることを第一優先に、省エネ活動を進めます」と赤木さんは言う。

常務取締役の赤木一成さん
常務取締役の赤木一成さん
  • 住所 ● 佐賀県藤津郡太良町大浦丙928
  • TEL ● 0954(68)2758
  • URL ● http://www.tsurusou.jp/
  • 設立 ● 1972年7月
  • 従業員数 ● 10名
  • 事業内容 ● 旅館

有限会社 福田商店

契約電力29kW削減 電力使用量17.9%削減
2014年8月〜翌年4月矢印2015年8月〜翌年4月

効率的な省エネは電気使用の平準化
使わないことではない

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 鉄スクラップや非鉄金属のリサイクルなど廃棄物の処理業を営む新潟県上越市の有限会社 福田商店では、ERIAとSMART CLOCKの導入で省エネに関する認識を大きく変えた。
 「以前は電気料金の仕組みについて理解していませんでした。廃棄物は一定量ためて一気に処理するのが省エネと考えていた」と代表取締役の福田龍造さんは話す。
 そのため電力使用量に波があり、ほとんど電気を使用しない日もあれば、突然170kWものデマンド値が出る日もある。ピークの値で決まる基本料金が電気料金を押し上げていた。  
 

電気の見える化でスクラップ処理機の運用方法が改善できた。
電気の見える化でスクラップ処理機の運用方法が改善できた。

 導入後、デマンド閲覧サービスから電気の使用傾向を確認すると、ピークの原因は、スクラップを圧縮する処理機の稼働だとすぐに気づいた。そこで福田さんは、一気に多量を処理するのではなく、少量の廃棄物でも毎日スクラップ処理機を稼働するようスタッフに指示を出す。使わないのがよいのではなく、平準化して使うのが効率的な省エネだった。
 なぜそうした運用が必要なのか。スタッフにも正しくデマンド制を理解してもらうため、日本テクノによる勉強会を開催した。そうして基本的な作業手順は定着した。さらに、工場の建屋ごとに設置したSMART CLOCKの色の変化によって、ほかの現場の使用状況を予測して処理機を停止するなど互いに配慮しながら取り組む体制も整った。
 こうして導入からわずか1年で契約電力29kW削減に成功した。

代表取締役の福田龍造さん
代表取締役の福田龍造さん
  • 住所 ● 新潟県上越市大字黒井185-1
  • TEL ● 025(544)9222
  • URL ● http://fukudashoten.jp/
  • 設立 ● 2004年6月
  • 従業員数 ● 7名
  • 事業内容 ● 廃棄物処理
省エネの達人サイトへ メンバーズサイトへ
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株式会社 協和精機

契約電力36kW削減 電力使用量6.9%削減
2015年9月〜翌年1月矢印2016年9月〜翌年1月

省エネと労働環境改善の一石二鳥を実現した
「お掃除プロジェクト」

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 「“見える化”するだけで、電気代は削減できる」と語るのは、株式会社 協和精機の取締役部長・立松和也さん。埼玉県川越市に工場を構え、医療機器や自動車関連の部品を加工するモノづくり企業。そこで省エネ活動を先導している。立松さんは以前エネルギーマネジメントの仕事をしており「見える化」の重要性は肌身に感じていた。経験上、省エネには何より意識づけが大切だと実感していたことから、活動に最適なツールであるSMART CLOCKを合計4台導入した。
 常に目にする時計の表示に加え、省エネ効果の報告時にも、「電気代の削減額は○○円の製品を○○個売り上げたのと同等の効果です」などスタッフが身近な問題としてとらえられるよう工夫し、スムーズな意識の浸透を促している。
 

SMART CLOCKは計4台導入 SMART CLOCKは計4台導入

 具体的活動でユニークなのが「お掃除プロジェクト」。加工工程で飛散する機械油を処理するため、これまでは大型の空気清浄機を利用していたが、それを小型の機器に入れ替えた。当然、油の除去能力は下がるが、その低下分を1日1回の全員参加の掃除で補うことにした。以前の大型機は、集めた油を各フロアに設置したダクトに回して処理するため、振動や騒音がひどかった。もちろん消費電力も大きい。それを小型化したことで、騒音などが軽減し労働環境も改善された。同時に電力使用量も削減できるという一石二鳥の取り組みだ。全員参加の活動は社内のコミュニケーションも潤滑にしている。

取締役部長の立松和也さん
取締役部長の立松和也さん
  • 住所 ● 埼玉県川越市菅間144
  • TEL ● 049(224)4197
  • URL ● http://kkyowaseiki.co.jp/
  • 創業 ● 1971年1月
  • 従業員数 ● 49名
  • 事業内容 ● 金属加工

学校法人井上学園 鶏鳴幼稚園

契約電力29kW削減 電力使用量11.4%削減
2010年11月〜翌年10月矢印2014年11月〜翌年10月

床暖房の稼働状況を時間ごとに分析・検討し
ベストな運用方法を発見

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 東京都三鷹市にある幼稚園は60年以上の歴史ある教育機関。「よく見る、よく聞く、よく考える、頑張って歩く」を教育目標に掲げ、家庭との連携を密に、保護者・職員・地域が一体となり園児を育んでいる。
 ERIAの導入は2010年。そのときの契約電力は70kWだった。園長の井上淳子さんは、無駄づかいはないと思っていたものの、電気の見える化で分析できるようになった時間帯ごとの使用状況を検討してみた。そこでわかったのは「改善の余地がある」こと。
 「床暖房の電力ピークは夜間、日中は日差しが十分で暖かい、この2点に着目しました。そこで23時から電源を入れている床暖房の蓄熱装置タイマーの先送りを試してみたんです。すると、夜2時に設定しても、朝から十分な暖かさが保てるとわかりました」。
 

園舎の教室は日当たりがよく空調はほとんど未使用で過ごせる。 園舎の教室は日当たりがよく空調はほとんど未使用で過ごせる。

 その効果はすぐに表れた。だが、それに満足することなく次の取り組みにも挑戦する。稼働部分の工夫だ。園の1階には教室が3つあり、それぞれに2面、合計6面の床暖房設備が並んでいる。この両端の教室の電源を入れれば、その熱で中央の教室も同様の室温になることがわかった。前日に天気予報を確認しながら電源を入れる面を調整した。さらに、予報が大きくはずれたときなどにスポット的に使用する朝の空調起動は、床暖房のピークに重ならないように注意した。
 その後も旧園舎の空調入れ替え、新園舎のLED化など設備改善も併用し、継続的な省エネ活動を行っている。

園長の井上淳子さん
園長の井上淳子さん
  • 住所 ● 東京都三鷹市深大寺1-15-14
  • TEL ● 0422(31)7457
  • URL ● http://www.ans.co.jp/k/keimei/
  • 設立 ● 1955年5月
  • 従業員数 ● 25名
  • 事業内容 ● 幼稚園

株式会社 共和熱処理

契約電力15kW削減 電力使用量1.8%削減
2012年3月〜翌年2月矢印2014年3月〜翌年2月

設備の停止ではなく稼働機器の組み合わせと
起動時間の調整で省エネ

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 愛知県大府市の株式会社 共和熱処理。1967年の創業以来、金属の熱処理加工の技術を積み重ねてきた。そのノウハウが高品質・短納期・適正価格を実現し、顧客から厚い信頼を得ている。
 ERIAとSMART CLOCKは2013年に導入した。電力ピークは電気炉の稼働に伴う朝と夕方に集中する。全11台の炉を同時に稼働すると設定したデマンド目標値に近づく。さらに冷却用の送風機や空調稼働が重なると警報が鳴る。「電力を使い過ぎているため、可能な箇所は停止してください」と辻岡あゆみさんが工場内に放送を入れる。導入当初は目標値を低く設定し過ぎていたため、放送の頻度は多かった。だが、1000℃弱に達する炉の設置された工場内は、夏場の室温が50℃以上にもなる。空調の調整にも限界があり、これ以上停止できる機器はなかった。
 

金属の熱処理加工を行う電気炉
金属の熱処理加工を行う電気炉

 「それから目標を緩和することにしたんです。さらに設備は、一時的に停止するのではなく、炉の起動に時間差を設けることでピークを回避しました」と宮田幸一郎さんは言う。入炉する製品に合わせて電力消費の低い最適な炉の組み合わせを割り出しながら3〜5台を稼働するようにした。夏場、事務所は空調を28℃に徹底、窓際には日光を遮るゴーヤのグリーンカーテンを設置した。加えて工場内は水銀灯50本をLED化し照明の間引きも行い、デマンドピークの抑制に役立てた。結果、15kWの契約電力削減につながった。

辻岡あゆみさんと宮田幸一郎さん
辻岡あゆみさんと宮田幸一郎さん
  • 住所 ● 愛知県大府市梶田町1-37
  • TEL ● 0562(47)3316
  • URL ● http://kyo-netsu.jp/
  • 開業 ● 1967年11月
  • 従業員数 ● 23名
  • 事業内容 ● 金属熱処理
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