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ERIA&SMARTCLOCK 導入事例・日本テクノの主力商品「SMARTMETER (スマートメーター)ERIA」(以下ERIA)「SMART CLOCK(スマートクロック)」を導入している企業の省エネ活動にスポットを当てる導入事例集
矢印 出雲土建 株式会社【工場】 矢印 株式会社 ルビー【工場】 矢印 ブランジェ ベックファン【販売】 矢印 衣笠診療所【医療・福祉】
矢印 北海道ブルックスカントリークラブ【施設(サービス)】 矢印 有限会社 カズビッグアーマーコンツェルン【施設(サービス)】

出雲土建 株式会社 イズモ環境テクノセンター

契約電力42kW削減/電力使用量4.6%削減
2013年2~9月矢印2014年2~9月

木炭製造のデマンド対策
破砕機の負荷平準化で大きな省エネ効果を実現

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 島根県出雲市の出雲土建 株式会社は建築工事、リサイクル・緑化事業などを通して、地域貢献と循環型社会の推進に取り組む企業。建築廃材を原料とする調湿木炭「炭八」の製造・販売も手掛けている。「炭八」は天井裏や床下に敷き詰めることで、吸湿性や断熱性を高められる資材である。
 以前は「基本料金の仕組みを知らなかった」という代表取締役の石飛裕司さん。木炭を製造する「イズモ環境テクノセンター」と本社の2カ所にERIAとSMART CLOCKを導入すると、その直後から環境資源課の松岡康二さんとともに作業現場でのデマンドピーク対策を始めた。
 木炭は建築廃材を破砕機で砕きチップ化し、それを炭焼き窯に入れ炭化して製造する。松岡さんがERIAで電気の使用状況を確認すると、製造工程のなかでは特に破砕機の稼働がデマンドを上げる要因だとわかった。

出雲土建 株式会社 イズモ環境テクノセンター

 しかもよく分析するとデマンド値が上がるのは昼休みや休憩に入る前が多い。「休憩前は切りのいいところまでやろうと、破砕機に廃材を多く投入していたのです」。これが破砕機に無理な負荷をかけ、消費電力を上げていた。状況が把握できれば対策は容易だ。その後、現場では投入する廃材の量を常に一定にする決まりをつくった。
 今ではスタッフもSMART CLOCKの色の変化を見て作業をし、ピーク時以外でも破砕機の空運転を極力控えるなど、一人ひとりの行動に変化が生まれている。

代表取締役の石飛裕司さん(右)と環境資源課の松岡康二さん。
代表取締役の石飛裕司さん(右)と環境資源課の松岡康二さん。
  • 住所 ● 島根県出雲市知井宮町138-3
  • TEL ● 0853(22)4118
  • URL ● http://www.i-doken.co.jp/
  • 設立 ● 1980年9月
  • 従業員数 ● 65名
  • 事業内容 ● 建築・土木・緑化工事、リサイクル事業

株式会社 ルビー アピア工場

契約電力25kW削減/電力使用量10.0%削減
2012年7~10月矢印2013年7~10月

未使用時はブレーカーを切る
配電盤につけた目印でオンオフを明確に区別

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 近畿圏に約300のクリーニング店を展開する株式会社 ルビー。奈良県内6カ所の工場で年間約1200万点の衣料品を扱う。なかでも橿原市のアピア工場は120名のスタッフが揃う大型工場。電気の「見える化」によるデマンドピーク対策に向けスタッフが積極的に協力し、大きな省エネ成果を上げている。
 とりわけ特徴的な取り組みはブレーカーからの電源オフ。オンオフのルールは、ブレーカーが並ぶ配電盤を見れば一目でわかるようになっている。配電盤内の各ブレーカー横に①②③という番号のステッカーがついているからだ。
 常務取締役の辻本龍晃さんは「クリーニング品を受ける各店舗からの受注数は、作業の半日前に報告が入ります。その時点で半日後の稼働台数を決めるのです」と説明する。①はフル稼働の日、②は半量の日、③はそれ以下の日。これで、その日の受注数に合わせ、どの機械を稼働させるか明確に区分できる。スタッフはその日の区分に従い使用しない機械の電源オフを徹底できる。

株式会社 ルビー アピア工場

 そのほかにも電力使用量の多い乾燥機の稼働ルールや昼食時の電源オフなどの取り決めをスタッフとともに定め、活動を継続している。
 今後は削減した電気代で省エネ型の空調を新たに導入するなど、省エネ活動とともに作業環境の向上も目指していく計画だ。さらには、このアピア工場での取り組みをほかの工場でも展開することで、会社全体としてさらなる省エネ成果を上げていく。

常務取締役の辻本龍晃さん。
常務取締役の辻本龍晃さん。
  • 住所 ● 奈良県橿原市忌部町188
  • TEL ● 0744(29)1353
  • URL ● http://www.rby.jp/
  • 設立 ● 1976年8月
  • 従業員数 ● 120名(全体1200名)
  • 事業内容 ● 衣類等のクリーニング

有限会社 松葉屋 ブランジェ ベックファン

契約電力9/10kW削減/電力使用量3.7%/11.3%削減
2010年と2013年の比較矢印2011年と2012年の比較

窯の稼働状況を数字で把握
店舗の導入効果を受け工場にもERIAを導入

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有限会社 松葉屋「ブランジェ べックファン」は静岡県御殿場市にあるベーカリーショップ。たゆまぬ商品開発と、原料にこだわる焼きたてパンの提供で、愛され続ける店舗を目指す。また店とは別の工場では学校給食のパンも製造している。
 最初にERIAを導入したのは店舗。2010年4月のこと。導入後、代表取締役の芹澤隆博さんがモニターの数字を分析すると2機(合計7段)のパン焼き窯がデマンドを大きく左右することがわかった。そこで製造工程を踏まえながら、運用方法を調整。業務開始時は7段一気に立ち上げていたものを順次起動に変更していった。また、同じ窯でも一台一台の加熱や保温の状況で、使用電力に微妙な違いがあることも判明した。
 さらにその数字は、設備交換の判断材料にもなった。電気使用量の「見える化」で、10年以上使っていた冷蔵庫の消費電力が予想以上に高いとわかり、省エネ性能の優れた新機種に迷うことなく交換できた。

有限会社 松葉屋 ブランジェ ベックファン

 店舗の効果は確認できた。それを受け、工場にもERIAを採用した。ここには大型の窯やミキサー、パンのスライサー、食器洗い機などが複数台ある。それらの稼働が重なるとピークは上がる。対策としてERIAの警報に合わせ、機械の必要な作業を時間差で行うよう変更している。
 「おいしいパンをつくるのが最優先で神経は作業に集中します。そんな状況でも、ERIAの色や警報が行動のタイミングを知らせてくれる。わかりやすくて助かっています」と芹澤さんは話す。

代表取締役の芹澤隆博さん。
代表取締役の芹澤隆博さん。
  • 住所 ● 静岡県御殿場市川島田651
  • TEL ● 0550(82)0405
  • 設立 ● 1914年
  • 従業員数 ● 36名(うち工場14名)
  • 事業内容 ● パン製造・販売

神奈川みなみ医療生活協同組合 衣笠診療所

契約電力10kW削減/電力使用量15.0%削減
2012年11月~翌年3月矢印2013年11月~翌年3月

導入後のデマンド対策と半年後の勉強会で
省エネ意識は隅々まで

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 神奈川県横須賀市にある衣笠診療所は、医療生活協同組合が運営する診療施設。各種健康診断のほか、内科、整形外科などの慢性疾患を中心とした診療を行っている。
 2013年4月、古くなった空調をすべて入れ替える設備改善を行った。新しい空調の省エネ効果を検証する目的もあり、同年9月、ERIAとSMART CLOCKを導入。導入後はすぐに使用状況が「見える化」されるので設備改善の効果は簡単に確認できた。次はデマンド対策だ。
 活動の中心は事務長の荷見正則さん。警報が鳴ると荷見さんが2階の職員休憩室、会議室、更衣室を回り、空調・照明・ポットの電源を一時的に切る。併設の訪問看護ステーションにも、温度調整などの協力を求めた。
 1階の診察スペースでも、診察室、検査室、待合室などで利用状況をみながら温度調整。スイッチには一時的に切っても問題ないものに黄色のシールを貼った。こうして荷見さんの活動は全スタッフに認知されていく。

神奈川みなみ医療生活協同組合 衣笠診療所

 導入から約半年後の2014年3月、日本テクノ担当者による勉強会を実施した。電気料金の仕組みや、空調の起動が重なるとピークを押し上げることなどを学び、ERIA導入後の成果も全員で共有した。
 共有した成果は、これまで見ていた荷見さんの活動が導いたもの。全スタッフがそれを納得し、施設全体の省エネ意識が向上した。空調を時間差で起動したり、弱めの設定で立ち上げるなど、一人ひとりの行動に工夫が生まれていった。

事務長の荷見正則さん
事務長の荷見正則さん。
  • 住所 ● 神奈川県横須賀市平作7-10-27
  • TEL ● 046(851)1062
  • URL ● http://www.k-minami.or.jp/kinushin/
  • 設立 ● 1955年7月
  • 従業員数 ● 34名
  • 事業内容 ● 健康診断、内科・整形外科診療

北海道ブルックスカントリークラブ

契約電力60kW削減/電力使用量17.7%削減
2012年8月~10月矢印2013年8月~10月

年間の総使用量は同じでもピークを抑えれば省エネに。
ならばサービス低下は招かない

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 50万坪というスケールの大きさと豊かな緑、それに起伏を生かしたコースが特徴の「北海道ブルックスカントリークラブ」。新千歳空港からわずか15分。ビギナーからマスターまで幅広いニーズに応えるゴルフ場だ。
 ここにERIAとSMART CLOCKが導入されたのは2013年5月。当時の様子を営業部係長の髙瀬仁さんはこう語る。「クラブハウスは常に"明るく快適"が基本ですが、できる限り削減はしたいと常々考えていました。そんなとき日本テクノさんからお話をいただき、1年間トータルの使用量は同じでも、年間のピークを抑えれば電気料金を下げられると知り、ならばお客様に迷惑をかけずにできると直感しました」。
 導入後は、警報が鳴ったときの対応を明確化。レストラン厨房の冷凍・冷蔵庫とサウナのボイラーは、5~10分程度であれば止めても問題のないことを検証し、警報時にはまずここを一時停止。さらに、レストランは風通しがよいため、できるだけ空調に頼らず窓を開放。

北海道ブルックスカントリークラブ

稼働するときも省エネ型の新機種から動かすようにした。また、入浴場の脱衣スペースは、ラウンド中は無人になるため、空調を止めるか弱めの設定で消費電力を抑えた。電動カートの充電も電気使用量の低い夜間にするようにした。
 そんな一連の取り組みで、当初の狙い通りデマンド値は60㌔㍗も削減できた。そればかりか、同じでもよいと考えていたトータルの使用量も、前年夏場との比較で17.7%も削減できていた。

営業部係長の髙瀬仁さん。
営業部係長の髙瀬仁さん。
  • 住所 ● 北海道苫小牧市字植苗437
  • TEL ● 0144(58)3355
  • URL ● http://www.brooks-c.com/
  • 設立 ● 1992年7月
  • 従業員数 ● 70名
  • 事業内容 ● ゴルフ場
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有限会社 カズビッグアーマーコンツェルン チャペル物語

契約電力11kW削減/電力使用量27.0%削減
2012年6月~翌年5月矢印2013年6月~翌年5月

省エネ成果は、施設を良くし
効率的で楽しい仕事を追求した結果、もたらされた

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 福島県福島市にある「チャペル物語」は全16室のすべてを異なるコンセプトで演出した人気のレジャーホテル。季節ごとに行うイベントで、訪れるたびに違う驚きと楽しさを提供している。
 省エネ手法も独特だ。ERIAは電気の使い過ぎ警報が鳴り、その後、従業員が省エネ活動に向かう使い方が一般的。だが、ここでは警報はほとんど鳴らない。支配人・中山哲宏さんの事前の対策があるからだ。
 「警報前に先回りするわけではないですが、結果的に設定値を超えるスピードで改善が進んでいます。ホテルを良くし、効率的に楽しく仕事できる環境にしようとしたことが、たまたま省エネにつながっている」。という中山さん。改善例は以下のようなものだ。
 まずは照明の配置換え。各部屋にあった人感センサー付の照明と、部屋の外の廊下で常時点灯していた照明を入れ替えた。これで歩調に合わせて明かりがつき、利用客は導かれるように部屋へ辿り着ける。常時点灯の無駄が省け、特別な演出にもつながった。

有限会社 カズビッグアーマーコンツェルン チャペル物語

 バックヤードの冷蔵庫も見直した。冷蔵庫は考えもなしに入れるとすぐ乱雑になる。それでは出し入れに時間がかかり、消費電力も増える。そこで庫内の見取り図をつくり扉に貼付した。これで迷わず食材を出し入れできる。しかも、その図があれば不足食材もひと目でわかる。ほかにも空調稼働のルールの見直しなど、スタッフ全員で気づいた部分を次々と改善。ERIA警報は当分、鳴ることはないようだ。

支配人の中山哲宏さん。
支配人の中山哲宏さん。
  • 住所 ● 福島県福島市黒岩榎平1-1
  • TEL ● 024(545)1764
  • URL ● http://www.hotenavi.com/chapel/
  • 設立 ● 1997年2月
  • 従業員数 ● 14名
  • 事業内容 ● レジャーホテル
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