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ERIA&SMARTCLOCK 導入事例・日本テクノの主力商品「SMARTMETER (スマートメーター)ERIA」(以下ERIA)「SMART CLOCK(スマートクロック)」を導入している企業の省エネ活動にスポットを当てる導入事例集
矢印 株式会社 京屋 アンジェリックタウン【結婚式場】  矢印 月電工業 株式会社 月舘工場【工場】  矢印 医療法人社団よつば会 ケアタウン南草津【医療】  矢印 道の駅霧島 神話の里公園【店舗】  矢印 株式会社 ナップス 三鷹東八店【店舗】  矢印 ダイセーエブリー二十四 株式会社 中京スーパーハブセンター【冷蔵冷凍倉庫】

株式会社 京屋 アンジェリックタウン

契約18kW 電力8.2%
2013年11月〜翌年4月矢印2014年11月〜翌年4月

運営コストを抑えて利用者に還元していく
最高の挙式は省エネで演出

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 愛媛県松山市にある結婚式場のアンジェリックタウンは貸衣裳からスタートした株式会社 京屋が運営する。約1000坪の敷地に教会、パーティーハウス、待合スペースの3つの建物と庭や噴水を街(タウン)のように配置した施設。
 子どもやペットと一緒の結婚式、趣味の自動車やバイクを飾る結婚式、写真だけのフォト婚など3つの建物と庭を上手に利用した挙式で、年間約70組の幸せを演出する。
 その特徴ある式の進行と省エネ活動の両立にはスタッフの連携が欠かせない。まずは全員でデマンド制の仕組みを理解することから始めた。ここでは空調を使わない期間、電力使用量料金より基本料金のほうが高くなる月があり、デマンド抑制が不可欠だからだ。

株式会社 京屋 アンジェリックタウン
「アンジェリックタウン」の外観。

 実際の活動は3つの施設で行われる式の流れに合わせ、インカムで連絡をとり合いながら、各施設の空調を時間差で立ち上げ、終わったら消していく連携作業。その間、事務所ではERIA画面をチェックし、細かな指示も出す。
 代表取締役社長の弘田勉さんは「何より重要なのは最高の婚礼にすること。そのため、小さなことでも自分たちで行ってコストを抑え、そのぶんをお客様に還元します」と話す。植栽の手入れは社長の仕事。建物や噴水の清掃も毎週スタッフが行う。調理場を任されている料理人は厨房や冷蔵庫、冷凍庫はすべて自分で管理する。こうしたトップのポリシーがスタッフの連携を強め、デマンドピークの抑制を可能にしているのだろう。

代表取締役社長の弘田勉さん。
代表取締役社長の弘田勉さん。
  • 住所 ● 愛媛県松山市久万ノ台928
  • TEL ● 089(917)8231
  • URL ● http://www.angelic-town.com/
  • 開設 ● 1958年10月
  • 従業員数 ● 5名(全社34名)
  • 事業内容 ● 結婚式場運営

月電工業 株式会社 月舘工場

契約16kW 電力10.1%
2013年11月〜翌年8月矢印2014年11月〜翌年8月

電気の「見える化」で以前と異なる省エネ活動
休日の使用量も削減

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 福島県内に6カ所、海外にも生産拠点を持つ月電工業 株式会社。伊達市月舘町にある月舘工場は主に電子機器製品やプリント基板の加工組み立てを行う。環境に配慮した「ものづくり」拠点だ。
 省エネを意識したきっかけは、リーマンショックの影響を受けた2009年。「生産が縮小され売上が伸び悩むなら、ほかの部分で補おうと考えました」と製造部長の赤石沢直人さんは振り返る。そのときは、人がいない場所や必要のない部分の照明や空調の電源オフを徹底した。
 2013年4月には全社挙げての業務改善活動がスタートし、そこに電力使用量の削減も含まれた。その際は蛍光灯を省エネタイプの照明(CCFL管)に交換する設備改善を行った。

月電工業 株式会社 月舘工場
月舘工場の生産ライン。

 さらなる省エネができないかと考えていたとき、本社を通じてERIA導入の提案があった。電気の使用状況が「見える化」できる。赤石沢さんは「まさに求めていたサービス」と感じた。導入は2013年11月。これまでと違った省エネ活動に期待が膨らんだ。
 以前は発見できなかっただろう顕著な例は、炉の予熱だった。日本テクノから「休日の電力使用量が多い」という指摘を受け、常に温めておかなくてはならないハンダ付けの電気炉が原因とわかった。そこで、これまでは100~150℃だったものを、検証を重ねながら50~80℃にまで下げても問題ないことを突き止め、設定を変更した。見過ごしていた休日の電力消費の無駄まで抑えることができた。

製造部長の赤石沢直人さん。
製造部長の赤石沢直人さん。
  • 住所 ● 福島県伊達市月舘町御代田字月崎1-1
  • TEL ● 024(572)2311
  • URL ● http://www.tsukiden.com/
  • 開設 ● 1963年11月
  • 従業員数 ● 79名
  • 事業内容 ● 電子機器の加工組立など

医療法人社団よつば会 ケアタウン南草津

契約22kW 電力12.5%
2013年8月〜翌年7月矢印2014年8月〜翌年7月

1年間の活動で見極めた現場に即した最適温度
妥当な省エネラインを追求

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 ケアタウン南草津は滋賀県草津市にある介護老人保健施設。看護・医療の専門スタッフが揃う同施設には約70名の入居者が生活しており、ショートステイ・デイケアの利用者も訪れる。
 ERIAの導入は2011年8月。当時は保安管理費用の削減が主な目的で、省エネは手つかずの状態だった。その3年後、事務次長の梅木速水さんが設備管理の責任者になり省エネ活動が本格化した。「日本テクノさんから改めて電気料金の仕組みを教えられ、ERIAの活用で契約電力は減らせると考えました」。
 デマンドが上がり過ぎないよう目標値を設定。主として取り組むのは空調設備にした。警報が鳴ると、各部署に電話で知らせ、利用者に迷惑のかからないスタッフルームや更衣室、廊下などの空調温度を調整する。気温が高くなりそうな日は、梅木さんが事前に各フロアへ宛て、デマンド値がピークになる時間帯を書いた用紙を配布し、注意を促した。

医療法人社団よつば会 ケアタウン南草津
「ケアタウン南草津」の外観。

 活動を本格化させた最初の夏、空調の設定温度は26~27℃と決めた。これが1年間の活動を経て「28℃では暑いときもあるが27℃なら問題ない。26℃は涼しい場合もある」という細かな分析もできてきた。これをもとに翌年夏は27~28℃を基本にした。わずかな違いだが現場に即した最適温度を見極められた。
 「介護の現場では利用者さんはもちろんスタッフの体調も気づかう必要があります。どこが妥当な省エネのラインなのか追求しながら、今後も取り組みを進めます」

総務課長の高橋清貴さん。
事務次長の梅木速水さん。
  • 住所 ● 滋賀県草津市矢橋町621
  • TEL ● 077(562)1001
  • URL ● http://caretown.yotsuba-lcn.or.jp/
  • 開設 ● 2004年4月
  • 従業員数 ● 90名
  • 事業内容 ● 介護老人保健施設

道の駅霧島 神話の里公園

契約50kW 電力15.5%
2013年5月〜翌年4月矢印2014年5月〜翌年4月

著しい電気料金の高騰にERIA導入で対応
目標を大きく上回る成果へ

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 鹿児島県霧島市にある「道の駅霧島 神話の里公園」。広大な敷地内には遊覧リフトやスーパースライダーなどのアトラクション、売店、レストランなど多数の施設が点在する。夏はブルーベリー狩りも開催し、自然を感じながら一日ゆっくり過ごせる人気スポットだ。
 「2013年夏の猛暑の翌月。届いた電気料金の請求書があまりに高額で愕然としました。九州電力の値上げは聞いていて、覚悟はしていたのに想定を上回る金額でした」。そう話すのは総務課長の高橋清貴さん。九州電力に問い合わせ、高騰の原因を聞いたとき、初めて電気料金の仕組みを知った。それまでデマンドピークは180キロワット以下だったが、そのときは197キロワットに上昇。これに相当する基本料金が1年間続く。

道の駅霧島 神話の里公園

 当面はもとの契約電力へ戻すことを目標に省エネ活動に取り組んだ。そのタイミングで提案を受けたのがERIAだった。省エネのコンサルティングも受けられると聞き、高橋さんはすぐに採用を決める。
 省エネ活動のスタートにあたっては、日本テクノによる勉強会を開催。基本的な知識や活動方針をスタッフ間で確認し合った。その後は警報時の対応、空調稼働のルール設定、天窓を利用した空調負荷の低減、冷凍冷蔵庫の霜取り時間の見直しなど、さまざまな省エネ活動に取り組んだ。
 結果、契約電力は147キロワットまで下がり、電力使用量は15.5%削減できた。デマンド削減量は50キロワット。当初の目標を大幅に上回る成果だった。

総務課長の高橋清貴さん。
総務課長の高橋清貴さん。
  • 住所 ● 鹿児島県霧島市霧島田口2583-22
  • TEL ● 0995(57)1711
  • URL ● http://www.shinwanosato.jp/
  • 設立 ● 1993年11月
  • 従業員数 ● 23名
  • 事業内容 ● 道の駅

株式会社 ナップス 三鷹東八店

契約52kW 電力29.5%
2009年11月〜翌年10月矢印 2014年11月〜翌年10月

開店前後で空調6基を入り切り
店舗全体の快適性を保ちつつ効率的な省エネ運用を実施

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 パーツやウェアも扱うバイク用品専門店を展開する株式会社 ナップス。東京都三鷹市の「ナップス 三鷹東八店」は売り場での商品販売のほか点検・洗車などのPITサービスも行う大型店だ。
 デマンドピークは夏。気温上昇とともにERIA警報が鳴る。最初はバックヤードの空調や照明を切って対応した。だがそれだけでは大幅な削減は難しい。店長の神森和茂さんは、視点を売り場にも広げ、対策を考えた。
 店内照明のLED化を積極的に進め、それとともに空調の効率的な運用に取り組む。試行錯誤の末、見つけた方法は、時間差の稼働。店内にある空調22基のうち、開店前に使用するのは6基に限定した。開店と同時にこの6基は切り、残りの空調を起動。こうすればすべてを稼働させずとも、店舗全体を快適な状態に保てる。そんな工夫を重ね、導入当初の2010年に173キロワットだったデマンドは2014年に134キロワットになった。

株式会社 ナップス 三鷹東八店

 2015年4月には空調を入れ替える設備改善にも着手。22基のうち、日差しの強い南側14基を新機種にした。「限られた費用の中でより効果の高い改善を考えた」と神森さん。これによりデマンドは2014年との比較で13キロワット削減できた。
 神森さんは、パソコンでERIAを制御できるデマンド閲覧サービスも活用している。「取り組みを促す〈デマンド目標値見直し〉メールの自動送信を設定しているのでそれを参考に目標値を変更しています。省エネ活動のいい判断材料になっていますね」。

店長の神森和茂さん。
店長の神森和茂さん。
  • 住所 ● 東京都三鷹市野崎1-19-12
  • TEL ● 0422(40)6171
  • URL ● http://www.naps-jp.com/
  • 開設 ● 2004年11月
  • 従業員数 ● 30名
  • 事業内容 ● オートバイ用品・部品の小売
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ダイセーエブリー二十四 株式会社 中京スーパーハブセンター

契約 98kW 電力18.6%
2013年5月〜翌年2月矢印2014年5月〜翌年2月

社内コミュニケーションも向上
「電気削減チーム」のメンバーは若手社員

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 ダイセーエブリー二十四 株式会社は、チルド食品の配送・保管などを行う物流企業。全国に14カ所、アジアに3カ所の拠点を展開する。本社機能のある愛知県一宮市の中京スーパーハブセンターは冷蔵倉庫5923平方メートル、冷凍倉庫1385平方メートルの設備を持つ。
 同センターは2013年4月に稼働した新しい拠点。館内はLED照明や人感センサー付き照明、太陽光パネルなど、建設当初から省エネや環境を考慮した構造になっている。ERIAも当初から導入されていた。
 使用状況を把握するため、1年間は電気の使い方に大きな制限を設けなかった。その結果、夏場を中心に予想以上に高いデマンド値を計測してしまう。省エネ活動の本格化は、この結果を受けたものだ。

ダイセーエブリー二十四 株式会社 中京スーパーハブセンター

 活動を統括するため、社内に「電気削減チーム」を結成。メンバーは総務部の加藤雅大さんをはじめとする入社3年目までの若手社員7名にした。フロアごとに作成される「省エネチェック表」をチームで確認し不備な点がある部署にはメンバーが協力を呼び掛ける。
 「最初は緊張して各部署の先輩方に上手な呼び掛けができませんでした。そこでまず世間話などで仲良くなり徐々にコミュニケーションをとりました」と加藤さんは言う。今は省エネ活動を通じて生まれた交流が、その他の業務の円滑化にもつながっているという。
 1年間のチーム活動を終えると、メンバーは次の若手社員に引き継ぐ。こうして社内に省エネの文化が築かれていく。

総務部の加藤雅大さん。
総務部の加藤雅大さん。
  • 住所 ● 愛知県一宮市萩原町萩原字松山531-27
  • TEL ● 0586(80)8221
  • URL ● http://www.every24.co.jp/
  • 設立 ● 1983年9月
  • 従業員数 ● 828名(全社)
  • 事業内容 ● チルド食品の配送・保管など
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