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ERIA&SMARTCLOCK 導入事例・日本テクノの主力商品「SMARTMETER (スマートメーター)ERIA」(以下ERIA)「SMART CLOCK(スマートクロック)」を導入している企業の省エネ活動にスポットを当てる導入事例集
矢印 株式会社 ショーメゾン ソレイユ暖暖【医療・福祉】  矢印 長庄水産 株式会社【工場】  矢印 合名会社 松本正勝商店・株式会社 マツモト「まつもと」【店舗(販売)】  矢印 能勢鋼材 株式会社【オフィス・工場】  矢印 社会福祉法人 八晃会 宝光保育園【保育園】  矢印 有限会社 ピーエックス吉祥寺 PX MEGASTORE【店舗(販売)】

株式会社 ショーメゾン ソレイユ暖暖

契約電力21kW削減 電力使用量6.2%削減
2013年1月〜12月矢印2014年1月〜12月

個室での制限は一切なし
「共用部分のみでここまで下がるとは思っていなかった」

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 長野県上田市にあるデイサービスセンターを併設した住宅型有料老人ホーム「ソレイユ暖暖」。信州の鎌倉と呼ばれる歴史と自然あふれる塩田平に2011年4月に設立された。24時間、介護士と看護師が利用者に寄り添う。隣接の病院との医療提携も結んでいる。
 ERIAとSMARTCLOCKの導入は2013年7月。その数カ月前に最大デマンドが上がり、対策の必要に迫られたのがきっかけだった。
 まず、つけっぱなしだった空調の稼働ルールを決めた。夕食終了後は共有部分である食堂と廊下の空調を切る。朝は同時に起動せず、最初は4時にデイルームを低めの設定温度で入れ、30分後に食堂、その30分後に廊下と、順番につけていく。この手順が必要な理由をスタッフに理解してもらうため、電気料金の仕組みやデマンド制についてのレクチャーもした。

株式会社 ショーメゾン ソレイユ暖暖

 厨房にある機器の運用ルールも決めた。消毒用食器乾燥機と食器洗浄機だ。稼働が重なる時間を少なくするため、乾燥機の運転は6時から、洗浄機は7時からにした。
 この空調と厨房設備の対策はデマンド値の低減に大きな効果を上げ、65キロワットだった契約電力は44キロワットにまで下がった。
 それでも各部屋の電気については一切関与していない。利用者の意思を尊重しているからだ。
 省エネ活動の推進役である主任の中山真一さんは「共用部分のみの対応でここまで下がるとは思っていなかった」と驚きをみせる。今後は全スタッフに浸透した省エネ意識を維持し続けていく。

主任の中山真一さん。
主任の中山真一さん。
  • 住所 ● 長野県上田市中野418-1
  • TEL ● 0268(39)7715
  • URL ● http://www.shomezon.jp/dandan/
  • 設立 ● 2011年4月
  • 従業員数 ● 20名
  • 事業内容 ● 老人ホーム、デイサービス

長庄水産 株式会社

契約電力18kW削減 電力使用量7.5%削減
2013年6月〜翌年5月矢印2014年6月〜翌年5月

電力使用量グラフを徹底的に分析し
見出した運用方法

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 静岡県沼津市にある長庄水産 株式会社。希少価値のある対馬産のあじをはじめ、カマスやえぼ鯛などの干物を製造。あじは1日1万尾以上を、職人の手で加工する。
 省エネ活動は、電力使用量の多い5つの設備に着目して取り組んでいる。まず最も消費電力が高い急速冷凍庫(マイナス50℃)。続いて製品保管庫(同40℃)に、原料保管庫(同35℃)。そして加工作業に必要な乾燥機と包装機だ。5つの設備の稼働が重なるとデマンドピークを押し上げてしまう。特に複数機の同時起動は避けたい。
 代表取締役の長澤健司さんは、これに対処するため、デマンド閲覧サービスで確認できる電力使用量グラフを徹底的に分析した。グラフの変動と加工場の営業時間や作業工程とを照らし合わせ、最適な運用方法を探す。そうして見出したのが、保管庫の電源を、タイマー設定により細かく入り切りする方法だ。

長庄水産 株式会社

 急速冷凍庫は作業中の停止ができないため、これが起動する朝の8時30分には、製品保管庫を一旦停止。急速冷凍庫と並行して稼働していた原料保管庫を停止させてもよいタイミングで、一旦停止していた製品保管庫の電源を入れる。その前にも乾燥機と包装機の起動時に原料保管庫を一旦停止……。そんな数々の設定をタイマーに施した。
 状況を見極める判断力と手間を惜しまぬ気持ちが必要と思われる作業だが、長澤さんは言う。「グラフで使用傾向さえ把握できれば、あとは簡単。今月は約25万円削減できましたよ」。

代表取締役の長澤健司さん。
代表取締役の長澤健司さん。
  • 住所 ● 静岡県沼津市千本中町28
  • TEL ● 055(962)2690
  • URL ● http://www.nagashow.com/
  • 設立 ● 1975年5月
  • 従業員数 ● 20名
  • 事業内容 ● 水産加工品製造・販売
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合名会社 松本正勝商店・株式会社 マツモト 「まつもと」

契約電力15kW削減 電力使用量10.0%削減
2013年1月〜12月矢印2014年1月〜12月

繁忙時の品出し禁止。
思い切った取り組みで広がった相乗効果

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 長崎県長崎市にあるスーパーマーケット「まつもと」。経営理念は「お客様をワクワクさせる人創り、店創りを目指して感動を提供する」こと。代表の松本一孝さんは自らの役職名を「代表取締"まられ"役」と言う。店の主役はあくまで従業員と考えているからだ。
 ERIA導入以来、活動の役割分担、製氷機の運用改善、LEDの採用など試行錯誤を重ねて省エネ活動に取り組んできた。その中で特に注目したいのが冷蔵庫からの品出しルールの徹底だ。
 1日の電力ピークは11〜14時。ちょうど同店の繁忙時間帯。特に夏は利用客の出入りが多く、入口の開閉時間が長くなり空調の負荷もかかる。温度調節などでの空調管理も限界だった。

合名会社 松本正勝商店・株式会社 マツモト 「まつもと」

 松本さんはこの時間帯が商品の動くときでもあることに気づく。2台の冷蔵庫から頻繁に青果が品出しされるため、扉の開閉が多くなり、電力負荷が高くなる。そこで思い切ってこの時間帯の品出しを禁止し、冷蔵庫に鍵をかけた。鍵は事務所に置き気軽に解除ができないようにした。それまでは、その時間帯だけで20〜30回の品出しをしていた。それをゼロに。
 当初はかなりの戸惑いがあったが、それも徐々に解消され、やがて多様な相乗効果が生まれる。時間内で品出しが終わるよう段取りを組むことでの作業効率アップ、来客ピーク時に売場に出られることでのサービス向上、限られた時間で作業をこなすため従業員同士が協力し合うなど、省エネだけでない成果があちこちに現れている。

代表の松本一孝さん。
代表の松本一孝さん。
  • 住所 ● 長崎県長崎市古賀町878
  • TEL ● 095(839)6688
  • URL ● http://sancyoku.in/
  • 設立 ● 1948年
  • 従業員数 ● 35名
  • 事業内容 ● スーパーマーケット

能勢鋼材 株式会社

契約電力8kW削減 電力使用量11.4%削減
2013年8月〜翌年7月矢印2014年8月〜翌年7月

異なる立場や視点から数々のアイデアが生まれる
省エネは委員会活動で

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 大阪府大阪市の能勢鋼材株式会社は、ステンレス材を中心とした鋼材を扱う企業。「日本のもの創りをステンレス・高機能材でサポートする」を経営ビジョンに掲げ、小ロット・多品種・短納期を強みに、取引先との信頼関係を築いてきた。
 ERIAとSMART CLOCKを活用しながら行う省エネ活動は、社内につくられた「業績アップ委員会」が中心になって進める。メンバーの一人、総務課の森川貴文さんは、「今では部署も役職も関係なく"時計の色が黄色になったのでエアコンを消しましたよ"など声をかけられるようになりました」と、活動の浸透ぶりを話す。

能勢鋼材 株式会社

 委員会で決めた対策は、空調を夏は26~28℃、冬は20~23℃と決め、天候や気温の変化に合わせ調整するというルール。照明にスイッチ紐をつけ各人の動きに合わせて点灯・消灯ができるようにする活動。昼休みの各種機器の電源オフ。冬場の作業場内の温度低下を防ぐために、搬入出の少ない時間帯は入口のシャッターを小まめに降ろす取り組み--など多数。
 さらに社内の「整理・整頓・清掃」を担当する3S委員会も活動を後押し。照明の配置を把握し不要な箇所をすぐ消せるようにするためのエリアマップや、パソコンのディスプレイをオフにしたとき立て掛ける「節電中」の札などを作成し、取り組みに役立てる。
 複数の委員会が、それぞれの立場と視点で省エネ案を考える。それが多数のアイデアの提案・実行を生み、活動の活性化につながっている。

総務課の森川貴文さん。
総務課の森川貴文さん。
  • 住所 ● 大阪府大阪市旭区高殿1-2-25
  • TEL ● 06(6922)7631
  • URL ● http://www.nose-sus.co.jp/
  • 設立 ● 1966年6月
  • 従業員数 ● 84名
  • 事業内容 ● ステンレス鋼材加工および卸売

社会福祉法人 八晃会 宝光保育園

契約電力25kW削減 電力使用量9.4%削減
2012年2月〜翌年1月矢印 2015年2月〜翌年1月

冬場の対策でピーク抑制
省エネ意識を保つため季節ごとに目標値変更

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 東京都西多摩郡にある社会福祉法人 八晃会 宝光保育園。園舎北側の宝光寺には里山があり、そこは園児の格好の遊び場で、自然との触れ合いが豊かな心を育んでいる。
 電力ピークは、冬場の朝方。保育の開始時間に合わせて空調と床暖房を稼働するときだ。ERIA導入後は、それら暖房機器の立ち上げ時間をずらすようにした。園児は7時30分から9時の間に登園するが、まずは1階(幼児)と2階(乳児)の1室ずつ稼働。登園の人数に応じ徐々に暖める教室を増やすことで、デマンドを抑制した。

社会福祉法人 八晃会 宝光保育園

 だが注意していても、特に冷え込む日や週明けは警報が鳴ってしまう。月曜日は週末に園内が冷え切り、普段より多くの暖房機器を稼働するからだ。そんなとき省エネ活動の推進役である米田太郎さんは、事務所や廊下の機器を止めたり、内線で各教室に温度調整の依頼をしたりする。しかし、「子どもたちに寒い思いはさせられません。寒いと感じるならつけたままにするよう職員に徹底しています。無理せず必要なら使う。それでデマンドが上がっても仕方ない」と考える。その基本的ポリシーも含め、今は職員全体に広く省エネ意識が浸透している。
 冬が過ぎるとピーク電力には余裕が出るが、せっかく築いた職員の省エネ意識を低下させないよう、季節ごとにデマンド目標値の設定を変更する。契約電力は最も高い冬のデマンド値が適用され、それで1年間の基本料金は決まるが、意識の定着と電力使用量の削減には効果を上げている。

米田太郎さん。
米田太郎さん。
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有限会社 ピーエックス吉祥寺 PX MEGASTORE

契約電力20kW削減 電力使用量28.9%削減
2013年11月〜翌年10月矢印2014年11月〜翌年10月

店舗運営を優先した省エネ活動でも
工夫次第で大きな効果

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 埼玉県戸田市に店舗を構える「PX MEGASTORE」は、衣類やスニーカー、中古バイクなどが揃うリサイクルショップ。経営母体は有限会社 ピーエックス吉祥寺。店舗と自社サイトを運営し、個人が所有する商品の委託販売を行う。2階建ての店内には、日本全国からさまざまなアイテムが集まり、取扱商品は1万点を超える。
 2010年8月、店舗移転をきっかけにERIAを導入。省エネ活動を本格的に開始したのは東日本大震災による電力不足が深刻化してからだ。
 だが、優先するのはあくまでも店舗運営。例えば、吹き抜け階段にあった水銀灯を、商品を直接照らすスポット照明に設備改善したときも、「省エネの対策ではありますが、店内の演出も考慮しました。壁の商品を目立たせることで、お客様に注目していただきたかった」と同店の明地真樹さんは言う。照明の入れ替え後は、商品の回転がよくなり、売上向上にもつながった。

有限会社 ピーエックス吉祥寺  PX MEGASTORE

 外看板の照明はタイマーで必要な時間帯のみ点灯する。「暗くなってからでは遅い。暗くなってくるかな、というタイミングでつけるよう、あくまでも店舗運営を優先した時間設定を心掛けています」。ほかにも、店内の照明や、通りに面した店頭の照明は、夕方になってからつけることをルール化。天候に合わせて早めにつけることもあるが、現場のスタッフ一人ひとりが判断している。
 昨夏には、店内の一部の空調を省エネタイプに入れ替えた。空調は、入口付近を中心に稼働させ、夏場は扇風機も併用して店内の空気を循環させる。そうした工夫により、店舗運営を第一に考えた省エネ活動を実現させている。

  • 住所 ● 埼玉県戸田市笹目1-36-3
  • TEL ● 048(449)7004
  • URL ● http://www.px-megastore.com/
  • 設立 ● 1995年9月
  • 従業員数 ● 16名
  • 事業内容 ● リサイクルショップ・サイト運営
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