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企業教育とは
一樹百獲 (いちじゅひゃっかく ) 【後編】
2008/04/01 更新 現代は企業をめぐる環境が数カ月後には様変わりする変革の時代だ。その環境下で生き残るための競争力を得るには変化に対応可能な人材を迅速に育成する必要がある。
そのためには、学習する組織をつくる教育が必要だ。
学習する組織とは「各社員それぞれが?自分が経営者だ」という自立した意識を持ち、全員で実践的な素晴らしい組織にするための方法を考え続け、実行する組織」と私は位置づけている。各人が経営者だという意識があれば、自分の仕事について改善改革、創意工夫を凝らし、どうすればいいかと真剣に考えて行動するようになる。
「学習する組織」をどうつくるかだが、全社員参加の集合教育研修が有効だと思う。実際に私は七年前から、原則全社員参加の実践型集合教育研修を行っている。始めた当初は士気に欠けると思われた組織でも、月を経るごとに「学習する組織」へと変貌していく。成長ぶりは驚くべきものがある。ちなみに私の実施する研修は、教育と仕事を結び付けた実践型。原則として月一回三時間の一年間コースである。
企業の教育土壌はさまざまだ。だから、教育効果の度合いは同じではない。しかし研修を導入した企業はどこも「素晴らしい効果だ」と評価している。例えば、導入一年後のある企業でのアンケートに「私は仕事が嫌で仕方なかった。でも研修によって考え方をプラス思考に変える事が出来、本気で仕事に取り組んだら、今まで出来ない事ができた。今は、仕事が面白い」とあった。人間は、教育によってどんどん変わるものである。
最初から一人ひとりの社員に、しっかりとした目標意識がある企業はまれだ。それが研修を通じて、目標を持ち行動するようになる。すると、すべての面で取り組み姿勢が変わっていくのだ。
企業にとって教育の土壌はなくてはならないものである。教育の土壌があれば、個別教育研修の成果を企業に取り込みやすくもなる。学習する組織に所属する各人は、自然と自らを高める努力を継続するようになる。
トヨタも、世界最強の称号を持つGEも、個人の強化から組織の強化に力点を変えた。日経ビジネス2008年1月7日号に「手法は異なるが、トヨタもGEも組織力を強化し、ノウハウや文化を次世代に引き継ごうとしている点は共通する。個の時代といわれる中で、両社が教育面でチームに脚光をあてている点は注目に値する」といっている。
部分最適より全体最適。今、まさに学習する組織の時代。
一樹百獲の時代である。
【長尾光雄プロフィール】
企業活性化教育研究所 代表
33年間営業の世界を経験(常にトップランク実績)
企業教育研修.講演を24年間経験
社員教育の世界を19年間経験
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