2014年、世界の再生可能エネルギー投資額 約32兆円に
2015年3月、国連環境計画(UNEP)は、全世界の再生可能エネルギーの投資動向に関する年次報告書で、2014年の投資額が3年ぶりに増加に転じたと発表した。
年間の投資額は2013年の17%増に当たる2700億ドル(約32兆円)だった。太陽光発電設備のコスト低下によって、中国と日本で大幅な導入増があり、ヨーロッパでは洋上風力発電の投資額が史上最高になったことなどが主な要因。投資額が最も多かった国は中国で833億ドル(約10兆円)、次いでアメリカの383億ドル(約4.6兆円)、3位は日本で357億ドル(約4.3兆円)。再生可能エネルギーの種別では太陽光が最も多く、全体の半数強を占める1500億ドル(約18兆円)だった。
これにより世界の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は9.1%になり、二酸化炭素(CO2)の排出削減量は1.3ギカ㌧になっている。