家庭のCO2排出量 北海道、関東甲信の1.8倍 環境省調査

　環境省は、北海道と関東甲信を対象に、家庭からの二酸化炭素（CO2）排出量を推計した調査結果を発表した。 世帯あたりの年間CO2排出量は、関東甲信で4.0トンだったのに対し、北海道では約1.8倍の7.3トン。エネルギー種別のCO2排出量の構成比は、関東甲信では、電気（54％）、ガソリン（23％）、都市ガス（14％）の順で多く、北海道では、電気（44％）、灯油（29％）、ガソリン（20％）の順で、灯油の割合が大きかった。 暖房の使い方について、「寒いと感じた時のみ暖房する」世帯の割合は、関東甲信では7割を占めているが、北海道では2割にとどまる。北海道では「24時間暖房する」世帯が3割を占め、特に戸建住宅の世帯では5割を占めた。環境省では家庭部門からのCO2排出量をより詳細に把握するため、今回のような調査を今後全国規模で実施する方針だ。