富岡製糸場 世界文化遺産に登録決定
6月21日、中東・カタールで開かれたユネスコの世界遺産委員会は、群馬県の「富岡製糸場」を世界文化遺産に登録することを決定した。 「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、明治5年に日本で初めて官営の製糸工場として作られた富岡製糸場に加え、養蚕農家の原型となった住宅など4つの資産で構成されている。 日本の世界遺産は文化遺産に13件、自然遺産に4件、計17件が登録されており、今回で18件目となった。視察に訪れた下村文部科学大臣は、「世界遺産をどう生かしていくかという視点で、国の政策を方向転換していきたい」と述べ、国としても観光客の誘致に積極的に取り組んでいく考えを示した。