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2015.4.13環 境

2013年度 排出量過去最大に

 2014年12月、環境省は2013年度の日本の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。
 これによると、総排出量は13億9500万㌧で、1990年の統計開始以来これまで最も高かった2007年度の13億9400万㌧を100万㌧上回り、過去最大となった。
 2013年度の排出量は前年度と比べて1.6%(2200万㌧)増え、京都議定書の基準年である1990年度比では10.6%(1億3400万㌧)増加している。環境省では、増加の理由を、工場などの「産業部門」と、オフィス・サービス業などの「業務その他部門」が、化石燃料の消費増によってエネルギー起源CO2の排出を増加させたことなどが原因とみている。
 「産業部門」のCO2排出量は4億3000万㌧で前年度から3.0%(1240万㌧)増加した。鉄鋼業や化学工業などの製造業からの排出増加が目立った。同様に前年度から3.2%(880万㌧)増加した「業務その他部門」の排出量は2億8100万㌧。石油製品や電力の消費量の増加が響いた。
 一方、自動車などの「運輸部門」と「家庭部門」では、前年度と比べ排出量は減少している。「運輸部門」は1.8%(400万㌧)減の2億2200万㌧。輸送量の減少や、自動車の燃費改善などが原因になっている。「家庭部門」の排出量は2億300万㌧。前年度比では0.4%(80万㌧)の減少。寒さの厳しかった前年度の冬に比べ、灯油などの燃料消費が少なくなったことなどが、排出減につながった。

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