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2016.08.18環 境

生物多様性 悪化状態続く

 2016年3月、環境省は、生物多様性の損失状況やその要因などを分析した「生物多様性及び生態系サービスの総合評価報告書(JBO2)」を公表した。2010年に出された前回の報告書の中で課題として残した「生態系サービス」についての評価も加えられている。
 「生物多様性」の状況は、2010年報告書の時点から大きな変化はなく、依然として長期的な悪化傾向が続いている。その主な要因を以下4つに区分している。開発や乱獲など人間活動によって引き起こされる「第1の危機」、里地里山の管理がなされないなど自然への働きかけが減少したことによる「第2の危機」、外来種や化学物質などを人間が自然の生態系に持ち込むことによる「第3の危機」、温暖化など地球環境の変化による「第4の危機」。
 多様な生物があることで得られる食料や水の供給、災害の緩和、自然の景観といった「生態系サービス」については、減少または横ばい傾向にあると評価した。特に農産物、水産物、木材などの「供給サービス」は大きく減少している。その要因の一つとして、海外からの輸入増加が背景にある国内の食料や資源の過少利用(アンダーユース)があげられている。また、里地里山での人間活動の衰退が、クマに襲われる被害などの「ディスサービス」の増加をもたらしているとの見解も示した。
 今回の報告書は、環境省が2014年に検討会を設置し、2014〜2015年度にわたって120名の有識者の協力を得ながらまとめた。

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