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2018.05.30環 境

開会式・閉会式の計4日間分 東京五輪でCO2排出ゼロ
約72万トン クレジットで相殺

 2017年10月、東京都は2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会で、都内の二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにすると発表した。期間は、オリンピックとパラリンピックのそれぞれの開会式と閉会式を合わせた合計4日間。取り組みの名称は「東京ゼロカーボン4デイズin2020」とした。
 都内にある一定の事業者を対象にした排出削減のための「キャップ&トレード制度」を利用する。2010年4月から導入しているこの制度では、大企業などに排出削減を義務づけ、削減量の超過分は「CO2クレジット」として取引できる。都によれば、対象事業者が保有するクレジットは約1000万トンある。都から事業者に協力を呼びかけ、このクレジットの排出枠を寄付してもらうことで、4日間に相当する量を確保し、相殺して「ゼロ・カーボンデイ」とする。都内で予想される排出量は4日間分で72万トン。2015年度の年間の排出量約6598万トンから割り出した。
 都は、大会組織委員会と提携して、大会施設の建設や運営で発生するCO2も、クレジットの活用でオフセットしたい考え。その際の排出量は数百万トンと見込まれる。前回の2016年のリオデジャネイロ大会では推定約450万トンの排出量があったとされた。
 パリ協定などで世界の温暖化対策が進む中、都もCO2を排出しない「ゼロエミッション東京」を目標に活動を行っている。今回の取り組みもその一環になる。

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