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2016.07.20電 気

再生エネ賦課金1兆8000億円超に

 2016年3月、経済産業省は、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)における2016年度の買い取り価格および賦課金の単価を決定した。
 太陽光の買い取り価格は、メガソーラーなど10キロワット以上の非住宅用設備で1キロワット時当たり24円。10キロワット未満の住宅用設備は31円または33円(出力制御対応機器設置義務の有無による。需給制御にかかわる区域が義務の対象)となった。前年度は非住宅用が27円、住宅用が33円または35円だったので、2〜3円の引き下げになった。太陽光の買い取り価格引き下げは4年連続になる。
 そのほかの陸上風力、洋上風力、地熱、中小水力、バイオマスについては前年度からの買い取り価格・期間を継承し、据え置いた。
 電気料金に加算され需要家が負担する賦課金の単価は1キロワット時当たり2.25円とした。月300キロワット時使用する標準家庭では月額675円(年額8100円)になる。前年度は月額474円(1.58円/キロワット時)だったので、約1.4倍に増えた。賦課金の総額は1兆8025億円。昨年度の賦課金総額(当初見込み)は1兆3222億円だったので、約5000億円増加した。
 政府は、増加する国民負担の抑制と再生可能エネルギーの最大限導入との両立を図るため、FIT制度の見直しを進めている。2016年5月には入札制度の採用や大口需要家への賦課金の減免制度などを盛り込んだ再エネ特措法を一部改正する法案が国会で審議され可決・成立した。

再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT) 太陽光買い取り価格と賦課金単価の推移