電力需要5年連続マイナス
2016年4月、電気事業連合会は2015年度の大手電力10社における電力需要実績の確報値を公表した。10社合計の販売電力量は7971億キロワット時。前年度比では3.2%の減少になり、東日本大震災の影響が大きかった2011年度から5年連続で前年を下回っている。
今回、電力需要が落ち込んだ要因は、気温が低かった夏季と逆に高かった冬季の空調利用の減少、省エネ活動の浸透による節電、自由化に伴う大手電力会社からの離脱などがあげられている。ただし10社のうち沖縄電力だけは前年度を上回った(1.6%増)。