「森林のノーベル賞」日本人3人
森林・木材研究分野のノーベル賞とも呼ばれる「マルクス・ヴァレンベリ賞」が、アジアで初めて、日本人の研究者3人に授与された。2015年9月、スウェーデンのストックホルムでその授賞式が行われた。
スウェーデンの財団が賞を贈ったのは、東京大学大学院農学生命科学研究科の磯貝明教授と齋藤継之准教授、フランス国立科学研究センター植物高分子研究所の西山義春博士。3人は、木材の繊維を効率的にほぐす方法を発見し、軽量で強い次世代素材「セルロースナノファイバー(CNF)」の実用化に道を開き、その功績が評価された。