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石川県金沢市

人口464,035人※2014年2月1日現在
面積468.22km²
市HPhttp://www4.city.kanazawa.lg.jp/

金沢市ニューストピックス

2014/4/15
本編を公開いたしました。
2014/2
取材を行いました。

公共交通の整備


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15分間隔で循環する
「金沢ふらっとバス」
金沢市のCO2排出量を部門別にみると、運輸部門がその多くを占めており課題となっている。そこで金沢市では、CO2削減に向け、交通環境の整備に乗り出した。1999年に運行を開始した「金沢ふらっとバス」。市民誰もがふらっと乗れること、車内がフラットであることからこの名称となった。前述の通り、金沢市は戦災を免れたことから、市内中心部は江戸時代に掲載された町並みを骨格としている。そのため、今でも細く狭い路地や坂道が数多く残され、路線バスの進入も難しい。ふらっとバスの導入は、そのような地域を補完する役割を果たし、なおかつ公共交通利用の促進にもつながっている。現在のバスルートは全部で4つ。料金は大人100円と気軽に乗ることが出来る。市内の主要観光地も網羅されているため、観光客にとっても有益な移動手段として活用されている。
そして、市民、来街者のニーズに対応したわかりやすく便利な交通システムとして、「まちなかシャトル」の運行実験も行われている。まちなかシャトルは、2015年春の北陸新幹線金沢駅開業に向けた取り組みの一つで、新幹線発着駅となる金沢駅と中心部を結ぶ路線を設けている。既存の路線バスとは異なる目立つ車両デザイン、デザインが統一されたバス停、明確な料金設定や運行頻度の確保など、わかりやすく利用しやすい環境を整えた。


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「まちのり」サイクルポート
ふらっとバス、まちなかシャトルと共に、まちなかの移動手段として期待されているのが、レンタサイクル「まちのり」である。環境省のグリーンニューディール基金を活用して整備されたこのレンタサイクルシステムは、誰でも簡単に利用できるサービスだ。利用料金は、1日の基本料金が200円、30分を超えると、30分ごとに200円が加算される。だが、30分以内に市内19カ所に設置されているサイクルポートに返却をすれば、最初の基本料金のみで一日利用が可能となる。30分の無料時間を設け、より多くの人が利用できるのが、「まちのり」の特徴でもある。また、クレジットカードがあれば、サイクルポートでの利用登録ができ、利用客自身のICカードなどがまちのりのカギとなる手軽さも魅力の一つとなっている。今後は電動アシスト自転車の導入なども検討し、更なる利便性を追求していく。

再生可能エネルギー等の活用によるエネルギーの地産地消を推進するため策定された「金沢市再生可能エネルギー導入プラン」では、エネルギー自給率の向上に向けた取り組みを計画的に行っていく。しかし、実現には市民・民間企業・行政の協働での取り組みが不可欠となってくる。「環境は目に見えにくい。だからこそ、目に見える取り組みをすることで市民・民間企業の協働にもつながっていく。」そう考える金沢市では、市民の環境意識向上を促す仕掛けを通して、行政の役目をしっかりと果たし、今後も取り組みを続けていく。

取材協力:金沢市
一部写真提供:金沢市
記事公開日:2014年4月15日

編集後記 街角にて

観光都市である金沢は見どころが数多くありますが、その中でも多くの人が一番に挙げるのはやはり「兼六園」ではないでしょうか。江戸時代、加賀藩により金沢城の外郭に作られた兼六園は、国の特別名勝、そして水戸の偕楽園、岡山の後楽園と共に日本三名園の一つとなっています。取材時は、2月の冬真っ只中。毎年11月~3月頃まで設置される、金沢の冬の風物詩「雪吊り」の光景も見ることが出来ました。

金沢駅からはまちなかシャトルでのアクセスが便利

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