人口 | 420,385人※2014年5月1日現在 |
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面積 | 375.20km² |
市HP | http://www.city.takamatsu. kagawa.jp/ |
高松市ニューストピックス
- 2014/7/17
- 本編を公開いたしました。
- 2014/5
- 取材を行いました。
新たな公共交通体系の構築
市民の足となっている
“ことでん”
(高松琴平電鉄)
2010年11月に策定した「総合都市交通計画」では、「人と環境にやさしく、快適で利用しやすい公共交通体系の構築」を基本理念に掲げ、利便性や安全性、そして、都心へのアクセスとまちなかの回遊性に重点を置いた。高松市の現状を見てみると、バスをはじめとする公共交通の都心地域への一極集中、自動車から鉄道、バスへの乗り継ぎ(交通結節機能)や都心地域での公共交通の回遊性が不十分、都心地域へ向かう交通流動の多くが自動車であることなどが問題点として挙げられる。それに加え、公共交通網が脆弱な郊外部を中心とした高齢化や、運輸部門での市のCO2排出量の増加も重要課題となっている。これらの課題の解決に向け、市内に都市機能を集約させたいくつかの拠点を作り、その拠点と拠点を公共交通でつなぐなど、短期~長期的な施策と結びつけ、都市基盤の改良を進める。
基本理念を実現することで、自動車に依存したまちから公共交通を中心としたまちへと移行できるだけでなく、高齢者も気軽にまちへと出かけられるようになり、中心部の活気へとつながる。そして、活気あるまちへ人が住み、企業が集まり、将来的に、“持続可能”な都市へとつながっていく。
交通体系の大きな転換は、高松市のまちづくり、市民生活などに大きな影響を与えることから、高松市では、その点を念頭に置き、慎重に施策を推進していく考えだ。
電気自動車の導入
(左)市が導入した電気自動車
(右)急速充電器
地球温暖化対策の一環として、高松市では環境負荷の少ない電気自動車の積極的な導入を行っている。現在、6台の電気自動車を所有しており、2014年度にはさらに2台を導入予定だ。公用車として導入した電気自動車は、環境学習の際の移動や、支所・出張所メール便などに活用されている。市が電気自動車を率先導入することにより、市民への普及啓発にもつなげていきたい考えだ。
また、2014年4月には、市内3カ所の「道の駅」に電気自動車用の急速充電器を設置。30~45分ほどでフル充電が可能、そして1回500円で使用することが出来るなど、電気自動車の利用を促す環境づくりが着々と進められている。
南部クリーンセンター
「エコホタル」内
学習コーナー
抜本的な交通施策を打ち出し、大きな変化を遂げようとしている高松市。もちろん、他の分野でも取り組みを進めている。例えば、良好な日照条件を活かした太陽光エネルギーの普及促進や、香川大学協力のもとに行う、環境学習支援活動にも注力している。また、高松市南部クリーンセンターは、ごみ処理施設としてだけでなく、環境学習の拠点としての役割も果たし、市民への環境啓発を積極的に行っている。高松市では、今後も出来ることから取り組み、持続可能な低炭素都市を目指していく。
取材協力:高松市
一部写真提供:高松市
記事公開日:2014年7月17日
高松市を訪れた人なら必ず一度は通る、市の中心部を貫く「丸亀町商店街」。私も取材時には何度もこの商店街を歩きました。かつて、大型ショッピングセンターなどの台頭により廃れかけていたこの商店街は、起死回生を目指し、土地の「所有権と利用権の分離」という大胆な改革を実行。商店街の土地を第3セクターが管理し、ビルの建設、テナントからの家賃徴収を行うことで、これまでばらばらに存在していた商店の再配置やテナントミックスが可能となり、商店街に大きな変化をもたらしました。この改革が功を奏し、丸亀町商店街は奇跡の復活を遂げ、現在では、休日には1日3万人が訪れる四国随一の商店街として活気に満ちあふれています。
(左)丸亀町商店街は自転車走行禁止(右)開放感あふれるアーケード