人口 | 3,697,035人※2013年1月1日現在 |
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面積 | 437.38km² |
市HP | http://www.city.yokohama.lg.jp/ |
備考 | 環境モデル都市(2008年認定) 環境未来都市(2011年認定) |
横浜市ニューストピックス
- 2013/4/16
- YSCP実証HEMS等導入事業開始。HEMS設置に補助金。
(市のHPへ移動します) - 2013/2/1
- 本編を公開いたしました。
- 2012/12
- 取材を行いました。
横浜市を牽引するビッグプロジェクト
横浜市風力発電所「ハマウィング」
ゴミの施策と共に、今の横浜市を牽引しているのが「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」である。様々な企業が事業主体となり、温室効果ガス削減のため、市民、事業者、市役所がそれぞれの役割を果たしながら、連携、協働し、取り組む一大プロジェクト。市内にある「港北ニュータウンエリア」「みなとみらい21エリア」「横浜グリーンバレーエリア」の3エリアを中心に、エリア内にCEMS(地域エネルギー管理システム)をもって、HEMS(家庭用エネルギー管理システム)、BEMS(ビルエネルギー管理システム)、FEMS(工場エネルギー管理システム)を導入、エネルギーの見える化などを通して、エネルギー供給の最適化を図っていく。また、それぞれのシステムとEV(電気自動車)との連携も実施、電力使用量や利用パターンなどからデータを割り出し、EVの充電放電計画の自動設定を行う。EVの普及にも努めており、EV購入時や充電設備設置に対する補助金も導入している。市内の役所すべてには充電スポットも完備されており、利用を促進している。様々なビッグプロジェクトを抱えているYSCPだが、特徴的なのは、新たな施設を建設するのではなく、既存の設備を上手に利用しているところである。地元企業も上手に巻き込んで、21世紀にふさわしい街づくりを展開していく。
ブルーカーボンで地球をキレイに
プロジェクトの拠点の一つ「横浜グリーンバレーエリア」では、南北に長い沿岸部を持つ横浜市ならではの事業がある。それが「ブルーカーボン事業」だ。森林で吸収されるCO2を「グリーンカーボン」と呼ぶのに対して、海域で吸収されるCO2を「ブルーカーボン」と呼ぶことから、この名称が付けられた。市内にある実験海域でCO2の吸収・固定化の効果と海域環境への影響を、様々な角度から検証している。
わかめの植付け体験
そのブルーカーボン事業の一環として、2012年12月、「わかめ植付けイベント」が横浜市金沢区にある、横浜・八景島シーパラダイスにて開催された。子ども連れの家族や、地元の小学生、自然観察を行っている「こどもエコクラブ」の子どもたちが参加し、わかめの植付けを体験した。わかめを育てることで、海中で二酸化炭素を吸収、また窒素やリンなどを除去する効果がある。また、海域は温室効果ガスの吸収量が地上よりも高いと見込まれており、海をキレイにする役目を果たしている。係員の指導のもと、子供たちは用意されたわかめを真剣に、そして楽しそうに結び付けていった。3月には、このわかめの収穫イベントも予定されており、自分たちが植付けしたわかめを持ち帰り、みそ汁などにして食べる事ができる。子供たちにとっては、楽しく学べる環境学習の一つとなった。