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ERIA&SMARTCLOCK 導入事例・日本テクノの主力商品「SMARTMETER (スマートメーター)ERIA」(以下ERIA)「SMART CLOCK(スマートクロック)」を導入している企業の省エネ活動にスポットを当てる導入事例集
矢印 株式会社 森八 専光寺工場  矢印 宮川バネ工業 株式会社  矢印 宮崎ライオンズホテル
 
矢印 社会福祉法人鵜足津福祉会 特別養護老人マイルドハート高円寺  矢印 株式会社 平川カントリークラブ  矢印 鳥羽割烹たまも    
 

株式会社 森八 専光寺工場

契約電力53kW削減 電力使用量12.9%削減
2010年2月~翌年1月矢印2014年2月~翌年1月

電力使用量の削減と労働環境の向上を実現した
出勤日程のシフト調整

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 創業は江戸時代の始まり「関ヶ原の戦い」から間もない1625(寛永2)年だという株式会社 森八。石川県金沢市にある老舗和菓子メーカーだ。北陸新幹線開通の影響もあり、過去最高の売上を記録するなど生産量は増加。それでも電力使用量は削減し、省エネ活動の成果をあげている。
 業務統括室取締役室長で専光寺工場の工場長を兼任する森岡晋也さんは、旧来の習慣にとらわれない取り組みで省エネ活動を推進している。その1つが業務体制の変更で生み出した工場の稼働停止日だ。
 

工場併設の和菓子直売所
工場併設の和菓子直売所

 製造部は水曜日と日曜日が固定の休日で、それ以外の休みは繁忙期を避けつつスタッフが個々に追加していた。だがそのやり方では、出勤者が極端に少ない場合でも、製造機械を稼働させておく必要がある。そこで森岡さんは、前年度の業務量を詳細に検討し、製造を止めても問題のない日程をはじき出した。その日は部署全体の休日になるようにシフト調整を行った。さらに1日の就業時間を30分単位で日ごとに設定することで、突出したピークがない電気の使い方も実現できた。
 「それに加えて指定期間内の有給休暇取得も推進しました。固定の休日につなげて長期休暇をとり、海外旅行などを楽しむスタッフもいました」と森岡さんは話す。
 無駄を省く取り組みが、労働環境に対する満足度の向上にもつながった。工場内に設置したSMART CLOCKの表示に注意を向けるスタッフの眼差しも明るい。

工場長の森岡晋也さん
工場長の森岡晋也さん
  • 住所 ● 石川県金沢市専光寺町そ70
  • TEL ● 076(268)2689
  • URL ● http://www.morihachi.co.jp/
  • 創業 ● 1625(寛永2)年
  • 従業員数 ● 140名(全体)
  • 事業内容 ● 和菓子製造販売

宮川バネ工業 株式会社

契約電力13kW削減 電力使用量13.0%削減
2013年10月〜翌年9月矢印2015年10月〜翌年9月

4つの加工現場それぞれにSMART CLOCKを設置
電気炉は起動をずらす

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 滋賀県東近江市にある宮川バネ工業 株式会社は、精密バネや薄板バネなど熟練の技術が必要なモノづくりを半世紀以上続けてきた企業。敷地内には工場が3棟あり、約40台ある加工機やコンプレッサー、電気炉などの製造機器を有している。
 日本テクノのサービスを導入する前は、他社のデマンド監視装置を設置していた。電力ピークの警報が鳴ると、事務所から社内放送を流していた。それを代表取締役の宮川草平さんは「一方的な働きかけに過ぎないと感じていた」。そこでSMART CLOCKを4台導入し、それぞれの現場に設置することにした。それなら全社的な省エネ意識の向上に役立つと考えたからだ。  
 

SMART CLOCKは4カ所に設置
SMART CLOCKは4カ所に設置

 実際のデマンド対策で最も効果があったのは、バネの耐久性を高めるために熱処理を施すテンパー炉と呼ばれる電気炉の運用改善だった。これまでは大型2台、小型2台の計4台を一斉に稼働させていた。それでは起動時にかかる大きな電力負荷がピークを押し上げてしまう。そこで、最初に大型1台、小型2台の計3台だけを立ち上げ、残る大型の1台は、3台の稼働が安定する1時間後に起動させるようにし、ピークを抑制した。
 また、天井に断熱シートを貼るという取り組みも行った。これにより築年数が古くなった工場内でも、空調の冷暖房効率を高められた。だが宮川さんは現場を見回り、体感の温度によっては、より空調をきかせることもあるという。「働きやすい職場づくりが省エネ継続の秘訣です」。

代表取締役の宮川草平さん
代表取締役の宮川草平さん
  • 住所 ● 滋賀県東近江市園町31-1
  • TEL ● 0749(46)0193
  • URL ● http://www.m-b-k.co.jp/
  • 設立 ● 1953年
  • 従業員数 ● 39名
  • 事業内容 ● 金属加工

宮崎ライオンズホテル

契約電力25kW削減 電力使用量5.2%削減
2014年5月〜翌年4月矢印2015年5月〜翌年4月

ロビーに設置したSMART CLOCKで
宿泊客の省エネ意識が向上

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 宮崎県宮崎市にある宮崎ライオンズホテルは、気兼ねなく過ごせる温かな接客と、毎日源泉から温泉を運び入れる檜風呂の大浴場が自慢のビジネスホテルだ。
 「自宅のようにくつろいでいただけるよう、アットホームな接客を心がけています。SMART CLOCKはお客様との話題になりやすいので、ロビーに設置して正解でした」と支配人の新福竜太さんは言う。客室の稼働率は、電気の「見える化」の導入以降、約10%上昇しているそうだ。それでも水道光熱費はほぼ以前と同じレベルの金額で推移している。
 その要因は、削減効果がすぐに示される「見える化」によって、スタッフの省エネ意識が変化したことがあげられる。だが、それだけではない。新福さんは「驚いたことにお客様が省エネに協力してくださるようになっていったんです」ともう1つの要因を語る。  
 

SMART CLOCKはロビーに設置
SMART CLOCKはロビーに設置

 このホテルには常連客が多い。ロビーに設置されたSMART CLOCKを見て、新福さんやスタッフに珍しい時計だとその意味や目的を尋ねてくる。そのやり取りから、省エネ活動を推進する機器だと知った常連客は、自ら進んで無駄な電気の使用を控えるようになり、自分がやった取り組みを話題の1つとして報告してくれる。「大浴場を使ったあと誰もいなかったので空調と照明を消した」「客室の冷房温度はいつも高めに設定している」……。サービスを提供する側にとっては恐縮してしまうほどの善意に支えられ、省エネ活動が継続されている。

支配人の新福竜太さん
支配人の新福竜太さん
  • 住所 ● 宮崎県宮崎市高松町4-39
  • TEL ● 0985(22)6111
  • URL ● http://www.miyazakilionshotel.jp/
  • 従業員数 ● 20名
  • 事業内容 ● ビジネスホテル
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社会福祉法人鵜足津福祉会 特別養護老人マイルドハート高円寺

契約電力16kW削減 電力使用量11.6%削減
2014年11月~翌年4月矢印2015年11月~翌年4月

「消してもいい場所の共有」と「消し忘れ防止」の徹底
「声かけ」も大切な省エネ活動

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 東京都杉並区にあるマイルドハート高円寺は特別養護老人ホームと障がい者支援を行う複合施設。入居者の暮らしやすさを追求しながら、施設の貸し出しなど地域貢献にも力を入れている。
 ERIAとSMARTCLOCKの導入後、デマンド値は1年で110kW下がり、電力使用量は1割以上削減できた。ピークを下げる省エネの大切さは実感しているが、施設長の鈴木員世さんは「入居者に無理がかからぬようにする、来館者に失礼のないようにする、そんな姿勢を逸脱しない範囲で活動しています」と話す。
 省エネ活動の基本は、「消してもいい場所の共有」と「消し忘れ防止」を徹底すること。2つの基本を踏まえ担当業務の範囲に応じて役割分担しながら取り組んでいる。
 

社会福祉法人鵜足津福祉会 特別養護老人マイルドハート高円寺 社会福祉法人鵜足津福祉会 特別養護老人マイルドハート高円寺

 例えば介護スタッフは入居者がリビングで食事をするときや、受診などで外出するときに、一声かけてから個室の照明や空調を消す。事務や清掃のスタッフは館内全体の空調温度の微調整を担当する。このとき介護スタッフには「1℃だけ上げますね。駄目だったら戻してください」「少し暑いので調整しますね」などの一声を必ずかける。誤解や意見の食い違いが出ないように「声かけ」をするのも大切な省エネ 活動と考えている。
 以前は介護業務の内容がほとんどだった年1回の業務改善アンケートには、最近、省エネのアイデアもよく提案されるようになった。今後も全員参加の無理ない活動が継続されていく。

施設長の鈴木員世さん
施設長の鈴木員世さん
  • 住所 ● 東京都杉並区高円寺北1-28-1
  • TEL ● 03(5345)5981
  • URL ● http://www.utazufukushikai.or.jp/koenji/
  • 創業 ● 2009 年4月
  • 従業員数 ● 160名
  • 事業内容 ● 特別養護老人ホーム

株式会社 平川カントリークラブ

契約電力42kW削減 電力使用量7.0%削減
2015年4月~翌年3月矢印2016年4月~翌年3月

残業時間をほぼなくした退勤時作業の分担が
大幅な省エネ効果を導く

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 東京から約1時間。千葉県千葉市にある株式会社 平川カントリークラブは、18ホールのチャンピオンコースを備える競技志向のゴルフ場だ。施設の省エネ活動は設備管理課長の眞貝利広さんが旗振り役になっている。
 ERIAとSMARTCLOCKの導入を進めたのも眞貝さんで、実は前職で日本テクノのサービスを活用し、電気料金削減に成功した実績があった。その経験を生かし、眞貝さんは夏場のデマンドピーク抑制に空調の運用改善を用いた。
 複数コンペで、本館・新館のパーティールームの使用が重なると空調負荷は増大する。だがパーティールームに人が集中するときは、おのずと他の場所の利用者が少なくなる。そこで、利用者のいない場所の大型空調を止め、事務所でも使用を抑えるなど稼働箇所を調整した。これで利用客の快適性を損なうことなくピーク削減ができた。
 

株式会社 平川カントリークラブ 株式会社 平川カントリークラブ

 さらに省エネにつながる業務改善も行った。最後の戸締まりや消灯チェックなど退勤時に要する作業の分担だ。それまでは眞貝さんのいる設備管理部がすべての部署を管理していたが、それを各部署で行うよう変更した。すると各従業員に責任感が芽生え、作業も手際よくなされるようになり、退勤時間は早まっていった。それまで19時30分までかかっていた作業は18時には終了するようになり、残業時間はほぼなくなった。それにより、室内の照明、外灯、水銀灯、空調の使用が一気に減った。働き方改革ともいえる業務改善が、大幅な省エネ効果を導いた。
 

設備管理課長の眞貝利広さん
設備管理課長の眞貝利広さん
  • 住所 ● 千葉県千葉市緑区平川町405
  • TEL ● 043(292)5501
  • URL ● http://www.hirakawacc.com/
  • 設立 ● 1977年4月
  • 従業員数 ● 80名
  • 事業内容 ● ゴルフ場
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鳥羽割烹たまも

契約電力17kW削減 電力使用量7.8%削減
2012年11月~翌年10月矢印2015年11月~翌年10月

冷蔵庫の霜取り設定や空調稼働方法の見直しなどで
年間約100万円コスト削減

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 三重県鳥羽市にある鳥羽割烹たまも。伊勢海老やアワビなどの魚貝類を備長炭で焼きながら食べる海鮮炭焼料理が人気の割烹料理店だ。
 「最も電気を使う繁忙期を基準に1年間の基本料金が決まるのが納得できませんでした。そんな折、日本テクノさんから提案を受け、それなら電気料金は引き下げられそうだと感じて採用を決めたんです」と代表の奥川清佳さんは言う。
 営業担当から受けたアドバイスは、主にピーク時の電気の使い方だった。全部で4台ある冷蔵庫の霜取り機能の見直しを提案された。以前は、工場出荷時のままの設定で1日5回、4台同時に霜取りするようになっていた。その回数を減らし、1台ごとに作動時間もずらすようにした。霜取りは瞬間的に霜を溶かす必要があるため、短時間で多くの電力を消費する。その回数が減り、稼働が分散したことで、電力ピークも使用量も削減できた。
 

鳥羽割烹たまも
鳥羽割烹たまも

 具体的な省エネの手法を知るにつれ、業務の進め方もデマンド値を意識したものに変わっていった。エアコンの使用は「なるべく時間をずらしながら、徐々に温度を変えていく」よう、スタッフに指示することで、省エネかつ電気料金が減るような使い方が皆に意識されるようになった。
 そうした取り組みの結果、年間約100万円の電気料金削減につながった。奥川さんは「アドバイスはどれも自分たちでは思いつかない発想でした。効果も導入後すぐに表れた」とサービスを高く評価している。

代表の奥川清佳さん
代表の奥川清佳さん
  • 住所 ● 三重県鳥羽市安楽島町1395-3
  • TEL ● 0599(25)4741
  • URL ● http://www.tamamo.net/
  • 開業 ● 2014年8月
  • 従業員数 ● 10名
  • 事業内容 ● 日本料理店
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