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ERIA&SMARTCLOCK 導入事例・日本テクノの主力商品「SMARTMETER (スマートメーター)ERIA」(以下ERIA)「SMART CLOCK(スマートクロック)」を導入している企業の省エネ活動にスポットを当てる導入事例集
矢印 社会福祉法人江刺寿生会 養護老人ホーム江寿園  矢印 株式会社 越村商店 松任店  矢印 瑞穂酒造 株式会社

矢印 エース商会 株式会社  矢印 株式会社 ロイヤルユキ  矢印 HOTEL LOCO GARDEN  
 

社会福祉法人江刺寿生会 養護老人ホーム江寿園

契約電力

▲40.8%

(2012年
2017年)
電力使用量

▲13.2%

(2011年11月〜翌年10月
2016年11月〜翌年10月)

過剰設備への気づき
設備運用の見直しで人員の少ない夜間に対応

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 岩手県奥州市、豊かな自然に囲まれた養護老人ホーム江寿園は県内に複数の福祉事業を展開する社会福祉法人 江刺寿生会が最初に手がけた施設。経営理念である「地域に根ざした 信頼される 凜とした経営」を実践し、園内にはスタッフと入居者の笑顔があふれている。
 ERIAとSMART CLOCKは省エネを目的に導入したが、電気の「見える化」で、対応の難しい課題が明らかになった。この施設はオール電化を採用しており、夜間電力を使って湯を沸かしている。そのため22時〜翌朝6時に最も電力使用量が増えていた。夜間のスタッフは少人数のシフトになるため、深夜に警報が鳴ると対応もままならない。

SMART CLOCKは食堂に設置。看護ステーションや厨房からも見通せる。
SMART CLOCKは食堂に設置。看護ステーションや厨房からも見通せる。

 施設長の伊藤靖さんは、打開策を模索していたところ、全部で8台ある給湯ヒーターをすべて稼働させるのではなく、半数の4台で徐々に温めることができると判明。使用するヒーターは半年ごとに入れ替えれば製品の経年劣化も抑えられる。加えて、これまで80℃と高めだった設定温度を適切な70℃に下げた。これらの取り組みにより契約電力を大幅に抑えられた。
 理事長の渡辺均さんは、「電気の『見える化』は、電力使用量の削減につながるだけでなく、過剰な設備にも気づくことができました。とても勉強になった」と話す。
 今では省エネ活動が浸透し、入居者もSMART CLOCKの表示の変化から電気の使い過ぎを知らせてくれるという。

理事長の渡辺均さん(右)と施設長の伊藤靖さん
理事長の渡辺均さん(右)と施設長の伊藤靖さん
  • 住所 ● 岩手県奥州市江刺区伊手字新田149
  • TEL ● 0197(39)3217
  • URL ● http://www.juseikai.or.jp/ide01.html
  • 創業 ● 1974年
  • 従業員数 ● 34名
  • 事業内容 ● 社会福祉業
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01

株式会社 越村商店 松任店

契約電力

▲26.9%

(2016年
2017年)
電力使用量

▲33.4%

(2015年9月〜翌年8月
2016年9月〜翌年8月)

業務の見える化
今後は省エネを視野に入れた残業時間の削減に

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 石川県白山市にある株式会社 越村商店・松任店は主に衣類や古紙のリサイクルを行う企業。未来の環境を担う再生事業者であることに誇りを持ち、変化を続け、仕事を楽しみ、「お客さまと共に地球を美しく」という理念を共有している。
 業務改善のサイクルが確立しているのも、そうした企業姿勢の表れだ。動画などに記録して作業を「見える化」し、それを分析して各自が作業時間を短縮、成果は皆で共有するという循環が定着している。ERIAとSMART CLOCKを導入した理由もそこにつながっていた。「自分たちの1日の作業量を見極め、改善の余地を検証したかったんです」(執行役員・廃棄物本部長の羽布津忍さん)。作業に応じて処理されるリサイクル量と電力使用量の関係を明確にすることで業務のさらなる「見える化」を進め、業務効率を高めるとともに省エネによるコストの見直しを追求する。  
 

株式会社 越村商店 松任店


 「稼働する機械と電力使用量の動向をタイムリーに照合し、対策できることを組み合わせた結果、搬入コンベアの稼働を小まめに止めるというシンプルな方法に行き着きました」(店舗・工場部の吉川良さん)。止めるタイミングはSMART CLOCKの色の変化によって判断するため迷いなく実行できる。  羽布津さんは「今後はデマンド閲覧サービスなどを活用し、省エネも視野に入れた残業時間の短縮を検討していきたいと考えています」と話す。「見える化」が働き方改革につながっていく。

廃棄物本部長の羽布津忍さん(右)と店舗・工場部の吉川良さん
廃棄物本部長の羽布津忍さん(右)と店舗・工場部の吉川良さん
  • 住所 ● 石川県白山市横江町540-1
  • TEL ● 076(275)7901
  • URL ● http://www.koshi.co.jp/
  • 設立 ● 1978
  • 従業員数 ● 120名
  • 事業内容 ● 廃棄物処理業
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05

瑞穂酒造 株式会社

契約電力

▲25.5%

(2012年
2017年)
電力使用量

▲19.4%

(2012年4月〜翌年3月
2016年4月〜翌年3月)

作業工程の効率化
使用状況を徹底検証し、作業工程を最適に配置

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 1848年創業。以来170年にわたり沖縄特産の蒸留酒である泡盛をつくり続ける瑞穂酒造 株式会社。那覇市にある同社には長年の伝統を生かしつつ、より優れた製造技術や品質管理を追求する姿勢がある。それを支えるためにも製造原価やランニングコストには厳しい目が向けられる。
 「しかし電気料金についてはタイムリーな使用状況が把握できないため経費の妥当性を検証する対策が立てられなかった」(取締役製造部長の大城博明さん)。それを変えたのがERIAとSMART CLOCKの導入だった。電気の「見える化」で詳細な分析が可能になった。  
 

作業工程によりデマンドピークの注意日を割り出し、空調スイッチの上に掲示。
作業工程によりデマンドピークの注意日を割り出し、空調スイッチの上に掲示。

 導入直後の3カ月間、これまでと同様の酒造工程を進めながらERIAの警報が鳴るたびに、どの工程でどの機械が稼働したのか、毎日記録した。そのデータをもとにパズルを解くように、工程を細かく振り分け、デマンドのピークが分散できるような最適な組み合わせを探っていった。電力使用量の山をならし、それでも負荷が重なってしまう日は、社内に事前告知。空調スイッチの上などに注意日を掲示する。その日のスタッフはSMART CLOCKの表示を特に意識しながら作業に向かう。それが社内の共通認識となっており、警報が鳴ったときに停止する機器の手順もしっかりと決められている。
 加えて大城さんは日本テクノの営業担当からの情報も有効に活用。「今後の電気料金の傾向なども教えてくれるので、生産前の計画精度も上がりました」と笑顔を向ける。

製造部長の大城博明さん
製造部長の大城博明さん
  • 住所 ● 沖縄県那覇市首里末吉町4-5-16
  • TEL ● 098(885)0121
  • URL ● http://www.mizuhoshuzo.co.jp/
  • 設立 ● 1848年
  • 従業員数 ● 42名
  • 事業内容 ● 酒造業
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03

エース商会 株式会社

契約電力

▲20.2%

(2012年
2016年)
電力使用量

▲17.0%

(2012年3月〜翌年2月
2016年3月〜翌年2月)

前向きな気づき
「できない」ことはない、「工夫すればできる」

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 鉄・非鉄金属など素材全般を取り扱う兵庫県神戸市のエース商会 株式会社。複雑な形状などユーザーのニーズに合わせた鋼材を、大型クレーンやプラズマ加工機などを駆使しながら提供し続けている。
 ERIAとSMART CLOCKを導入した当初、スタッフからは「機械を止めていては仕事にならない。時計の色やアラームを気にしながら鋼材は切れない」と懐疑的な意見が多かった。そこで、日本テクノの営業担当がデマンド制についての勉強会を開き、デマンドを意識するだけでも電力使用が抑えられることを説明した。その後は自然に「どんな対策が有効なのか」をスタッフ自ら考えるようになっていった。
 

工場内に設置したSMART CLOCK。周囲の表示色だけでなく長針の位置にも注意する。 工場内に設置したSMART CLOCK。周囲の表示色だけでなく長針の位置にも注意する。

 そうして生まれたのが、デマンドが確定する30分間を意識した電気の使い方だった。ターゲットは電力負荷が最も高いプラズマ加工機。社内で扱う鋼材を検証してみると30分以上の連続運転が必要なケースはない。そこで、プラズマ加工機の使用はSMART CLOCKの長針が0分または30分の位置から始め、開始が0分なら25分、同30分なら55分に、それぞれ加工機を停止するという運用ルールをつくった。この習慣が徹底されるとデマンド値が目標を超えることは、ほぼなくなった。
 作業量は同じでも自らの工夫次第で電気料金が抑えられると知った。電気の「見える化」の導入で、社内全員が「できない」でなく「工夫すればできる」ことに気づいた。

左から代表取締役社長・畠山貢さん、工場長・八木誉政さん、専務・畠山正さん
左から代表取締役社長・畠山貢さん、工場長・八木誉政さん、専務・畠山正さん
  • 住所 ● 兵庫県神戸市西区玉津町今津595
  • TEL ● 078(915)2344
  • 従業員数 ● 20名
  • 事業内容 ● 鉄鋼業
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04

株式会社 ロイヤルユキ

契約電力

▲9.8%

(2014年
2015年)
電力使用量

▲12.7%

(2013年8月〜翌年7月
2014年8月〜翌年7月)

商品の品質向上
社内の結束力を高めた集約の省エネ活動

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 ケフィアヨーグルトやピュアメープルシロップ、乳清を使った化粧品の提供など「おいしい健康」をモットーにした事業を展開する株式会社 ロイヤルユキ(東京都青梅市)。全社的に取り組んでいる省エネ活動は、電力コストの見直し以外にも、「商品の品質向上」と「部署間のコミュニケーションの円滑化」といった効果をみせている。
 鮮度の良さという品質向上をもたらしたのは、冷凍庫と冷蔵庫の2台の稼働の見直し。「そこは受注待ちの商品を置く場所だったのですが、広いスペースに、時期によっては数個だけという状況もありました。そこで思い切って、その2台の使用を止めたんです」(同社総務部)。
 

冷蔵庫の稼働を止め、商品管理を含めた業務改善を図っていった。 冷蔵庫の稼働を止め、商品管理を含めた業務改善を図っていった。

 それを機に冷凍食品の管理は協力会社に外注し、仕入や製造量を見直して在庫を抱えない企業体質へと転換させていった。過去の売上データをもとにした生産管理を徹底し、営業部門は予定数を売り切る努力を重ねた。2台を停止したぶん電力使用量を大幅に抑えることができた。さらに在庫を持たなくなったことで、回転率が上がり、常に鮮度の高い商品を提供できるようになっていった。
 「コミュニケーションの円滑化」をもたらしたのは執務スペースの集約。3階にあったコールセンターを2階の事務フロアへ移した。異なる部署が1つのフロアを共有することで、空調や照明の稼働台数を大きく減らせた。そして、今までなかった新しい意思の疎通ができるようになり、社内の結束力はより強まった。

  • 住所 ● 東京都青梅市新町9‐2197‐1
  • TEL ● 0428(28)5800
  • URL ● http://kefir-club.co.jp/
  • 設立 ● 2005年
  • 従業員数 ● 30名
  • 事業内容 ● 乳製品の販売ほか

HOTEL LOCO GARDEN

契約電力

▲10.0%

(2013年
2014年)
電力使用量

▲6.4%

(2012年12月〜翌年11月
2013年12月〜翌年11月)

施設の雰囲気づくり
イメージを徹底した省エネによる常夏の演出

アンダーバー画像

 岐阜県土岐市のレジャーホテル・HOTEL LOCO GARDENは土岐プレミアム・アウトレットから程近くにある。その立地を生かすために始めた「宿泊予約」や入室後の「途中外出」が好評だ。ほかにもビジネスプランや女子会プランなどレジャーホテルには珍しいサービスで連日にぎわっている。
 施設のコンセプトは、常夏の島「ハワイ」。館内のインテリアにも民芸品を飾り付けるなどして雰囲気を醸し出す。そして夏の時季でも、ホテルの入口から部屋までの廊下には、エアコンを稼働させない。
 「極端かもしれませんが、常夏というイメージを徹底しようと考えました。ただし、それだけでは、暑さを不快に感じてしまう。そこで、好印象を与える仕掛けも用意しました」(代表の中野英明さん)。
 

HOTEL LOCO GARDEN


 部屋に向かうエレベーター前に無料で提供するアイスクリームを用意した。利用客はそれを持って部屋に行き、冷たさを口にする間に、室内の冷房を効かせていくという演出だ。夏を強く感じたときこそ、冷たいものはおいしくなる。このサービスが印象的で思い出深いというコメントが客室アンケートにも残されている。
 それらはハワイのイメージをつくる取り組みではあるが、空調の稼働を止めるので、おのずと消費電力の抑制につながる。省エネという目的も含んだ活動だ。これにより、夏場のデマンドピークは大きく抑えられた。ちなみに冬場は、アイスクリームの代わりに、好みで選べる入浴剤を用意している。

代表の中野英明さん
代表の中野英明さん
  • 住所 ● 岐阜県土岐市土岐津町土岐口2329-1
  • TEL ● 0572(55)4171
  • URL ● http://www.hotel-locogarden.jp/
  • 開業 ● 2011年
  • 従業員数 ● 33名
  • 事業内容 ● レジャーホテル
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