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山梨県北杜市

人口48,468人※2015年2月1日現在
面積602.89km²
市HPhttp://www.city.hokuto.
yamanashi.jp/

北杜市ニューストピックス

2015/3/24
本編を公開いたしました。
2015/1
取材を行いました。

自然の恵みをエネルギーに変えて


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ユネスコエコパークへの
登録が決定した南アルプス
山梨県北西部に位置する北杜市。2004年、明野村、須玉町、高根町、長坂町、大泉村、白州町、武川村の7町村が合併し誕生。その後2006年に小淵沢町を編入し、現在の市域となった。市名の「北杜」は、植物の「ヤマナシ」を意味する「杜」の語を用い、山梨県(杜)の北部であることに由来する。
市内は八ヶ岳や南アルプスなど、日本を代表する山々に囲まれ、三つの国立・国定公園を有するなど、自然溢れる環境だ。その環境の良さはミネラルウォーターの生産量が日本一であることや、環境省が選出する「名水百選」に3箇所選ばれていることなどからもわかる。
この恵まれた自然を守り将来の世代へと引き継ぐため、なおかつあらゆる環境問題に対応した施策を展開すべく、北杜市では2005年に「北杜市環境基本条例」を制定。条例の制定を受けて、2008年には「北杜市環境基本計画」が策定された。掲げた目標は“環境日本一”だ。

恵まれた自然エネルギーを活かして


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北杜サイト太陽光発電所
市が進めるあらゆる取り組みの中でも、特に活発な動きを見せているのが、エネルギー施策だ。森林が市の約8割を占める“緑のまち”であり、先述の通り豊富な水資源をもつ“水のまち”でもあり、さらには、日照時間日本一を誇る“太陽のまち”でもある北杜市にとって自然エネルギーの活用は、自然な流れでもあった。
市ではまず、太陽光発電の導入促進へと動いた。その一つとして2006年4月に開始したのが「住宅用太陽光発電システム設置費補助金事業」。日本屈指の日照条件を活かし、市民への太陽光発電普及の後押しを図った。
同年10月には、NEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」の委託先に決定し、(株)NTTファシリティーズと連携のもと、2010年度までの5箇年にわたり実証研究が行われることとなった。この実証研究では、中央自動車道・長坂インターチェンジから2kmほどの場所に2MW級の大規模太陽光発電システムを構築し、運用データを収集。事業性や環境性を評価し、大規模太陽光発電事業が成り立つことに目処をつけるとともに、導入指針となる手引書の作成、公開を行い、今後の太陽光発電の普及に寄与することを目指した。発電システムにおいては、世界初となる複数の系統安定化技術を備えた国内最大級のパワーコンディショナ、27種類の太陽電池や環境性に優れた架台など、先進技術が随所に盛り込まれている。
2011年3月、実証研究が終了し、翌4月から北杜市営「北杜サイト太陽光発電所」として新たなるスタートを切った。
今後も発電事業、独自の実証研究を継続するとともに、環境教育のフィールドとしても活用し、存在感を大いに高めていく。


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村山六ヶ村堰
そして、太陽光に続き、水力の積極的な活用も始まった。
2007年には市営水力発電所「北杜市村山六ヶ村堰水力発電所(愛称:クリーンでんでん)」が運転を開始した。愛称の「クリーンでんでん」は、水車の形がでんでん虫に似ていることや、水田の“でん”と電気の“でん”を組み合わせ、農業用水を利用した環境にやさしい“クリーン”なエネルギー施設という意味に由来。1,000年以上の歴史を持つ農業用水路「村山六ヶ村堰」を利用しているという特徴を持つ、最大出力320kWの流れ込み式の水力発電所だ。年間発電量は約240万kWh、年間約900tのCO2排出抑制効果を生み出している。
そして2012年には、市とパートナーシップを締結した三峰川電力株式会社により「北杜西沢発電所」「北杜川小石発電所」「北杜蔵原発電所」が相次いで運転を開始した。クリーンでんでんを加えた4施設の年間発電量は約7,000MWh、北杜市世帯の約10%の年間電力消費量に相当する。
現在では、この4施設を合わせて「北杜市村山六ヶ村堰ウォーターファーム」と名づけられ、官民共同の先進的な事業モデルとして、太陽光とともにエネルギーの地産地消を推し進める。

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