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京都府京都市

人口1,469,204人※2014年2月1日現在
面積827.90km²
市HPhttp://www.city.kyoto.lg.jp/
備考環境モデル都市(2009年認定)
環境市場新聞36号掲載

京都市ニューストピックス

2014/4/1
本編を公開いたしました。
2014/2
取材を行いました。

合言葉は「DO YOU KYOTO?」


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国立京都国際会館に
展示されている
「京都議定書採択時に
使用された木槌」
京都府の府庁所在地、京都市。794(延暦13)年以来、1000年以上にわたり日本の首都であった「平安京」を基盤とする都市であり、数多くの史跡、歴史ある街並みが残る、日本最大の観光都市である。 
1997年12月、京都市左京区にある国立京都国際会館で「第3回気候変動枠組み条約締約国会議(COP3)」が開催され、この国際会議で京都議定書が採択された。 
京都議定書とは、正式名称「気候変動に関する国際連合枠組み条約の京都議定書」。地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減目標を国家レベルで定めたもので、日本は1990年を基準として、2008~2012年の目標期間に6%削減することが義務づけられた。環境における世界初の国際協定となった京都議定書。最終的に190カ国以上が批准している。
京都議定書発祥の地として、観光面だけでなく、環境面でも国内外へと広く知れ渡った京都市。世界では、こんな言葉も生まれていた。
「DO YOU KYOTO?」
これは「環境にいいことしていますか?」という意味の合言葉だ。「KYOTO」の名は都市名としてだけでなく「環境にいいことをする」という意味の言葉として世界中で使われるようになっていたのだ。2007年、京都で行われたCOP3の10周年記念行事でドイツ・メルケル首相からこの事実を知らされた京都市は、これを誇りに思い、京都が率先して地球環境を守っていくという決意を込め「DO YOU KYOTO?」を合言葉に京都から世界へと環境の輪を広げる取り組みを本格化させた。 

世界で活躍する人物を表彰


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KYOTO地球環境の殿堂
表彰式の様子
2014年2月23日、かつて京都議定書が採択された国立京都国際会館で「第5回KYOTO地球環境の殿堂表彰式」が行われた。
これは、京都府、京都市をはじめとする7者により構成された「KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会が創設した取り組みであり、世界で地球環境の保全に多大な貢献をした人物の功績を顕彰し、その精神を広く発信することを目的としている。これまで、世界各国の10名が表彰され殿堂入りした。 
そして、11人目の殿堂入りを果たしたのが、横浜国立大学名誉教授、公益財団法人 地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長の宮脇昭さんである。宮脇さんは1928年、岡山県生まれの86歳。植物の元来持つ競争力を生かした植樹方法「宮脇方式」を取り入れ、国内外約1700カ所、4000万本以上の植樹に成功してきたことがたたえられ、今回の表彰となった。 
宮脇さんは「環境を守るということは命を守ること。私はまだたった86歳。これからも命ある限り、地球を守る活動を行っていきたい」とコメント。その言葉どおり、東日本大震災以降は、震災がれきを活用した防波堤づくり「森の長城プロジェクト」にも注力し、精力的な活動を続けている。 

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