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新潟県新潟市

人口810,277人※2013年8月1日現在
面積726.10km²
市HPhttp://www.city.niigata.lg.jp/
備考環境モデル都市(2013年選定)
環境市場新聞35号掲載

新潟市ニューストピックス

2013/11/15
本編を公開いたしました。
2013/8
取材を行いました。

新たなシンボルの誕生


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新潟市の新たなシンボルに
2013年7月15日、日本海が広がる市沿岸部で、青い空と青い海に映える5基の小型風力発電機が稼働を開始した。5基合わせて最大出力25kWとなるこの風車は「なぎさの白い風車」と呼ばれ、新潟市の再生可能エネルギー利用の先駆的存在となった。風車のローターには、九州大学が開発した「風レンズ」と呼ばれる特殊なダクトが取り付けられ、出力数の向上、騒音の減少などに貢献した。発電した電力は隣接する「老人憩の家なぎさ荘」へ供給され、余剰分は東北電力に売電される。今後は、新潟市の地域資源を活用した、多様な再生可能エネルギーの普及拡大のシンボルとしての役割を果たしていく。

農業の活性化を支援


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テッポウユリなど
花き栽培の研究も盛ん
市域の半分が農地である新潟市は、これまで農業、食品関連企業の発展と共に成長してきた。そんな新潟市では、「新潟ニューフードバレー」を推進し、食産業No.1を目指した取り組みを行っている。その一翼を担う施設で、2013年6月28日にオープンした「新潟市農業活性化研究センター」は、新潟市のさらなる農業振興を図るために設立された。農業者の技術的な課題の解決や農村の活性化を支援するため、この施設では、花や野菜、果樹や水稲などの調査、研究を行っている。また、農作物の栽培技術面の支援だけでなく、加工、販売も視野に入れ、6次産業化に向けた事業や相談業務を行い、新潟市産農作物のブランド化や付加価値向上の支援も行っている。そして、同センターの冬期の温室暖房では木質ペレットボイラーや薪ボイラーが使用される上、60kWh級の太陽光パネルも備えており、再生可能エネルギーを利用した施設運営を行っている。

ラムサール条約登録湿地 佐潟


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多様な生物のすみか 佐潟
自然と人が調和していることも新潟市の魅力の一つだ。市南西部にはラムサール条約湿地「佐潟」が広がっている。登録湿地区域は76ha、そのうち総水域面積は43.6haにおよぶ。佐潟は国内最大の砂丘湖といわれ、新潟砂丘の砂丘列間のくぼみに水がたまり、形成された。佐潟に流れ込む川はなく、湧水を水源としている。湿地は、数多くの生物が育むとても貴重な環境であり、佐潟ではこれまで野鳥207種、植物634種が確認された。オオハクチョウやコハクチョウなどの水鳥の飛来地としても知られており、年間を通して、多様な生物を観測することができる。
ラムサール条約では「湿地の価値をなくさずに、上手に利用していく」という「 Wise use(賢明な利用)」と呼ばれる考え方を大切にしている。ここ佐潟でも、人と湿地が良好な関係を築き上げることが重要だと考え、「里山」「里海」と同じく「里潟」という考え方を提唱している。年1回、地域住民が参加する、「潟普請」と呼ばれる清掃活動などを通して、佐潟との関わりを大事にしながら、この恵まれた豊かな自然を守っていく。

近年、アジアの稲作文化圏においても急速な都市化が進んでおり、今後の大幅なエネルギー消費の増大は時間の問題だ。そんな中で、新潟市が進める田園のバイオマス資源の活用や、地域内でのエネルギーの循環などを通した低炭素型の街づくりは、「田園型環境都市」の先進事例として、国内外に大きな波及効果をもたらしていくだろう。今後も「都市」と「農村」がそれぞれの役割を果たし、互恵関係を築きながら、新潟市独自の取り組みを発展させていく。

取材協力:新潟市、佐潟水鳥・湿地センター
一部写真提供:新潟市
記事公開日:2013年11月15日

編集後記 街角にて

数多くの自然の美しさを感じることが出来るのも、新潟市の魅力の一つ。その中でも特に評判の高い、日本海に映える夕日を見れたらいいなと思っていたところ、取材後に市役所の方が海辺へと連れて行って下さいました。18:00を過ぎていたので、真ん丸な夕日は見れませんでしたが、日本海そして奥に見える佐渡島に広がる夕やけ空は、とても美しいものでした。

日本海に沈みゆく夕日。対岸は佐渡島

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