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茨城県つくば市

人口218,645人※2013年6月1日現在
面積284.07km²
市HPhttps://www.city.tsukuba.
ibaraki.jp/
備考 つくばモビリティロボット実験特区
(2011年認定)
つくば国際戦略総合特区
(2011年指定)
環境モデル都市(2013年選定)
環境市場新聞33号掲載

つくば市ニューストピックス

2013/7/2
本編を公開いたしました。
2013/4/15
住民主導のサスティナブルコミュニティモデルの実現を目指す「葛城地区C43街区」構想が策定されました
(つくば市HPへ移動します)
2013/3
取材を行いました。
2013/3/15
つくば市が「環境モデル都市」に選定されました。

ロボットが集う最先端都市


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2005年には
つくばエクスプレスが開業。
都心へのアクセスも便利に。
茨城県南部に位置し、人口約22万人が暮らすつくば市。人口の約3.5%が外国籍の住民であり、国際都市としても名高い街である。 1960年以降、国策により筑波山の麓である茨城県の農村部に「筑波研究学園都市」の建設が進められ、最先端の技術・知識が日本中から集約された。1985年には、国際科学技術博覧会(つくば万博)が開催。その名は世界へと広がり、日本を代表する学術都市となった。1987年、いくつかの自治体が合併し「つくば市」となり、その後の編入などを経て、2002年に現在の市域となった。現在では、日本の約3分の1の国等の研究機関や、多くの民間研究機関や企業などが立地、2011年には、つくば国際戦略総合特区に指定されるなど、国際研究開発拠点として成長を続けている。
このような特質な一面を持ち、日本の重要な役割を担う一方で、2008年からは「つくば環境スタイル」として市民・企業・大学・研究機関・行政が一体となり、“オールつくば”で連携し低炭素社会づくりの取り組みも進めてきた。2012年には、より先駆的な取り組みとして「つくば環境スタイル“SMILe”~みんなの知恵とテクノロジーで笑顔になる街~」を提言し、環境配慮型の街づくりを後押しした。 「SMILe」とは、「Smart community(コミュニティエコライフ)」「Mobility Traffic(モビリティ・交通)」「Innovation & Technology(最先端技術)」「Learning & Education(環境教育・実践)」の頭文字をとったもの。この4つの分野の統合アプローチにより、子どもから高齢者まで、あらゆる人々が“smile”になる街を目指している。

日本初!モビリティロボット実験特区の誕生


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実験特区を示す看板
2011年3月、「つくばモビリティロボット実験特区」として国に認定され、日本で初めてつくば市内にある特区エリア内での、搭乗型モビリティロボットの公道走行実験が可能となった。低炭素交通、人々の安全な移動の実現に向けた取り組みだ。実験特区に認定されるには、幅員3m以上の歩道や自転車通行可の歩道を有することなど、いくつかの条件がある。そして、実験特区に認定されても、自由に乗れるわけではない。モビリティロボットは、道路運送車両法上、「小型特殊自動車」「原動機付き自転車」の2種類に分類され、搭乗には運転免許が必要である。また、実施場所や時間、搭乗者などの制約もあり、通行には、所轄の警察署長の許可も必要となっている。 モビリティロボットの開発には、いくつかの企業や研究所が参加しており、中でも代名詞的存在になっているのが「Segway(セグウェイ)」である。


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セグウェイには
ナンバープレートも装着される
セグウェイは、アメリカ・セグウェイ社が開発したモビリティロボット。一人乗り用で基本的にアクセルはない。操作は全て人の重心移動によって行われる。搭乗の際は、重心を地面と平行に置き安定させ、静止した状態へ。続いて発進。目線を前に向け、行きたい方向に体の重心をゆだねる。すると、音もなくゆっくりと進み出す。スピードを上げるには、進行方向にさらに重心をかけるだけだ。左右へ曲がるにはやはり重心とハンドルの向きを曲がりたい方向へ。再び、地面と平行の姿勢を取ると、ブレーキがかかる。運転には少々のコツが必要ではあるが、慣れればとても快適な乗り物だ。運転時のCO2の排出はなく、環境にやさしく、安心、安全な移動手段になるよう配慮されている。

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