地球温暖化の検証を行う国際組織「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が採用する温暖化の想定パターン。排出削減活動による温室効果ガス濃度の増減などを考慮し、代表的な4つのシナリオがある。温室効果ガスの影響が高い順に「高位参照シナリオ」(RCP8.5)、「高位安定化シナリオ」(RCP6.0)、「中位安定化シナリオ」(RCP4.5)、「低位安定化シナリオ」(RCP2.6)という。IPCCがまとめた第5次評価報告書はこのシナリオを用いた。