電力会社切り替え1000万件突破
広域機関 スイッチング支援システム累計
2019年1月、電力広域的運営推進機関は、2018年12月末までの電力会社切り替えに用いるシステム利用状況をまとめ公表した。2016年3月の運用開始以来3年足らずで切り替え件数が1000万件を超えた。
一般家庭など契約電力500kW未満の需要家が供給先の電力会社(小売電気事業者)を変更する際、申し込みを受けた小売電気事業者は広域機関の「スイッチング支援システム」で送電の切り替え手続きをする。広域機関はその件数をまとめ定期的に公表している。
2018年12月末時点の切り替え(スイッチング)申請件数は前月から29万6600件増え、1006万3600件になった。システム運用開始から2年10カ月で1000万件の大台に乗った。
エリア(大手電力会社管内)別の件数は、北海道=46万5900件、東北=44万6100件、東京=494万7800件、中部102万4500件、北陸=6万2100件、関西=207万1500件、中国=19万9800件、四国=15万7100件、九州=68万4300件、沖縄=4500件だった。
なお、この件数は申請から契約切り替えまでの期間があることなどから、政府の電力・ガス取引監視等委員会が公表する数値とは異なる。