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兵庫県尼崎市

人口449,258人※2013年10月1日現在
面積50.27km²
市HPhttp://www.city.amagasaki
.hyogo.jp/
備考環境モデル都市(2013年認定)

尼崎市ニューストピックス

2013/12/2
本編を公開いたしました。
2013/10
取材を行いました。

「まちづくり」を支える「人づくり」


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オープンカレッジの様子
2010年、「環境と共生するまち・あまがさき」を実現する“人づくり”を目的として「あまがさき環境オープンカレッジ」が開校した。講座内容は打ち水やエコクッキング、里山バスツアーなど、ジャンルは多岐にわたり、6月には、「エコあまフェスタ」と題したイベントも開催される。市民・学校・企業・行政が協働して、身近な自然や地球環境、暮らしやまちづくりなど、幅広い環境関連の学習メニューを提供する「学びの場」である。まちじゅう全てがキャンパスという考えのもと、学校や企業、公園や川などの身近な自然の中で、講座が展開されており、一人でも多くの市民を巻き込み、活動の輪を広げていくことを目指している。一定の期間学習し「卒業」した後には、尼崎の環境を支える一人となっているだろう。

環境にやさしい「ものづくり」を支援

工業都市の特性を活かした環境啓発活動も活発だ。市では、2011年より、「あまがさきエコプロダクツグランプリ」を開催。環境負荷の少ない優れた市内製品を表彰し、環境に貢献するものづくり技術を広めることで、市内の環境産業を支援している。2013年度のグランプリは、AGCグラスプロダクツ株式会社が開発した、現場施工型後付けLow-Eガラス「アトッチ」。ビルの窓ガラスをペアガラス化するもので、現場施工で後付けが可能であり、従来に比べ、大幅な工期短縮、低コスト化を実現。製品導入により、空調エネルギー使用量の削減、既設材の廃棄抑制にもつながる優れ物だ。その他にも、高度な環境配慮型製品が入賞しており、尼崎市ならではのイベントとなっている。


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美しくよみがえった庄下川
公害発生から50年以上が経った現在、以前は工業廃水や生活排水で汚染していた、市を流れる庄下川は、魚が住める環境にまで回復し、市内には青空が広がるようになった。2001年~2010年まで開催されたNGO主催の「環境首都コンテスト」では10年間全てトップ10入りし、尼崎市の復活劇が幕を開けた。2013年3月には「環境モデル都市」に選定され、日本をリードする環境先進都市としての新たな役割も担っていく。
今日まで「ものづくり」の町として発展してきた尼崎市では、環境モデル都市構想の実現には、環境を良くするだけではなく、経済と両立することが重要だと考える。環境を基軸に置き、経済を意識した活動を展開することで、尼崎市、そして地元企業のさらなる発展へとつながっていく。

取材協力:尼崎市
記事公開日:2013年12月2日

編集後記 街角にて

尼崎市では、他にも様々な取り組みが行われています。起伏の少ない尼崎では、自転車での移動が便利なため、自転車利用が活発です。市北部・県道606号線の一部区間に、自転車専用レーンを設置。快適で安全なサイクリングロードとなりました。また、JR神戸線立花駅前の立花東通商店街では、街灯のLED化を実施。環境の輪は市内全域へと広がっています。

(左)2.4km続く自転車レーン(右)夜になるとLEDが商店街を照らす

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