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奈良県生駒市

人口121,234人※2013年3月1日現在
面積53.18km²
市HPhttp://www.city.ikoma.lg.jp/

生駒市ニューストピックス

2013/4/16
全国の自治体で初となる、再生エネルギーの固定価格買取制度を活用した小水力発電施設が完成
(外部サイトへ移動します)
2013/4/15
本編を公開いたしました。
2013/3
取材を行いました。

住宅都市が挑む“環境No.1自治体”

奈良県北西部に位置する生駒市は、奈良まで電車で14分、大阪へも電車で20分と両都市へのアクセスが大変良く、奈良県屈指のベッドタウンとして約12万1000人が暮らしている。東洋経済新報社が発表した2012年版「住みよさランキング」では、関西3位の評価を得ており、全国的に人口が減少している自治体が多い中、現在も増加を続けている。 その反面、都市間の通過点として扱われることも多く、街自体の魅力づけが大きな課題ともなっていた。そこで生駒市では、“環境No.1自治体”を目指して新たな街づくりを開始した。

市民力を活かした環境基本計画の策定


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中間案発表会の様子
生駒市が2009年に発行した生駒市環境基本計画の総合ビジョンは「豊かな自然と歴史と未来が融合したまち いこま」。この基本計画の策定にあたっては、生駒市が誇る「市民力」が大いに発揮された。 一般公募の中から選ばれた市民、行政職員、NPO法人やボランティアなど総勢55名で構成された策定委員は、原則月2回の策定委員会を開催、中間案発表会や部会審議などを合わせると、60回以上の審議を重ねてきた。審議では生駒市が抱えている環境問題について、徹底的な洗い出しを実行、市が目指す理想像を掲げ、目標達成のためのプロジェクトを立ち上げた。そして2007年から2009年の約2年間を費やし、市民の意見を充分に反映した生駒市環境基本計画は出来上がった。 この市民力が活かされた環境基本計画では、総合ビジョンの他に「自然環境分野」「せいかつ環境分野」「まち・みち環境分野」「エネルギー環境分野」の4つの分野ごとにビジョンを設けた。それぞれの分野には、ビジョンを実現するためのプロジェクトがあり、分野を越えて取り組む2つのプロジェクトを加えた全18のプロジェクトを軸に生駒市の取り組みが進められている。 分野ごとの主なプロジェクト内容は以下の通りだ。

自然環境分野四季を感じられる生駒~いつでも身近に多様な動植物とふれあえるまち~

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水生生物調査
恵まれた市内の自然や景観を保全するため、子どもたちも対象とした水生生物調査、水鳥調査などの開催を通し、市内の自然環境の把握・保全を図っている。また、遊休農地を優良農地にするため、農地活用のモデル事業を開始。菜の花や季節の野菜などを植栽している。
せいかつ環境分野「すてる」をすてた地球にやさしいくらし
環境にやさしい売り方・買い方の推進として、主にレジ袋の削減を目指し、市内スーパー等との意見交換会や啓発活動を実施している。
また自治会を対象にごみ処理、資源化施設見学会や家庭のCO2排出量削減のため、環境家計簿の普及啓発を実施し、「環境にやさしいくらし」の実現を目指している。
まち・みち環境分野歩きたくなる たのしいまち・みち

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たけまる号
自動車が主要な交通手段となっている生駒市では、公共交通や自転車利用を見直す取り組みを開始。また、公共交通機関の空白地帯の対応として、コミュニティバス「たけまる号」が2005年より運行を開始している。
エネルギー環境分野省エネと自然エネルギーで快適に暮らせるまち
太陽光発電を主とした自然エネルギーの普及を推進している。また、公立の保育園・幼稚園と1小学校に雨水タンクを設置し、雨水の利用を広めている。省・創エネルギー普及のための出前講座やイベント開催を行うとともに、エネルギー情報基地「ECOMAベース」の設立を目指している。

これらのプロジェクトを継続、実現していくために、市民・事業者・行政が共同で設立した会員組織が「ECO-net生駒」である。

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