人口 | 121,234人※2013年3月1日現在 |
---|---|
面積 | 53.18km² |
市HP | http://www.city.ikoma.lg.jp/ |
生駒市ニューストピックス
- 2013/4/16
- 全国の自治体で初となる、再生エネルギーの固定価格買取制度を活用した小水力発電施設が完成
(外部サイトへ移動します) - 2013/4/15
- 本編を公開いたしました。
- 2013/3
- 取材を行いました。
環境基本計画の実行に向けて
大盛況の
環境フリーマーケット
「ECO-net生駒」は2009年10月に設立、会員になるには年会費1000円(個人の場合)がかかるが、環境問題に積極的な市民や団体、事業者などが多数加入しており、130名以上の大所帯となった。前述のプロジェクトの遂行を主目的とし、楽しく環境について学ぶことが出来る「ECO-net講座」や、公共施設でも設置を促進している「みどりのカーテンコンテスト」など様々なイベントを主催し、環境への取り組みを行っている。毎年6月に開催される「環境フェスティバル」は、環境というキーワードで地域の人々が交流し、地域が元気になる場をつくることを目的とした環境のお祭りであり、市民団体、NPO、事業者、行政など様々な主体が協働して、作り上げているイベント。環境フリーマーケット、環境についての人形劇、ソーラーランタンなどの手づくりコーナーなど、家族連れで楽しめるよう工夫されており、昨年の来場者数は3000人を超えた。
また生駒市独自の取り組みとして、これまで焼却していた公共施設などから排出された大量のシュレッダー紙を、トイレットペーパー「いこま紙」として再生させる事業がある。これは、ECO-net生駒会員である、ごみ収集業者が取り次ぎを行うことで実現したもので、2012年4月~9月のシュレッダー紙の回収実績は、約7.3トン、トイレットペーパー約14600ロール相当にもなる。市の公共施設などで販売され、収益はECO-net生駒の運営資金に充てられている。この「いこま紙」事業でも生駒市の「市民力」がプロジェクトを成功に導いた。
生駒市環境マネジメントシステム
生駒市環境マネジメントシステムは、NPO法人「環境自治体会議 環境政策研究所」が開発した環境規格「LAS-E」を導入。「LAS-E」は、市民参画・協働型のシステムであり、市民が直接全所属をまわり監査を実施。また、第1ステージ(初級)、第2ステージ(中級)、第3ステージ(上級)の3つの段階に分かれており、熟度に応じたレベルアップが可能となっている。
生駒市は、独自目標として、2016年度までに、CO2排出量の14%削減を掲げており、2010年12月から運用が始まってから3年目となる現在、第2ステージの第1ステップ取得を目指し、取り組みを続けている。
スーパーエコスクールに採択
スーパーエコスクールの
ワークショップは学生も参加
環境に配慮した学校施設の整備を進めることにより、地球温暖化対策や環境教育への活用を図る、文部科学省が主導する「スーパーエコスクール実証事業」に生駒市立鹿ノ台中学校が採択された。このスーパーエコスクールは、全国で3校しかなく、国のモデル事業として3年間の実証が行われている。2014年度には、エコ改修工事を実施予定で、再生可能エネルギーなどの導入により、ゼロエミッションの実現を目指している。
10年後を目指して
市民と行政が協働でビジョン実現へ向けた取り組みを行い、奈良県を代表する環境先進都市として、勢いをつけている生駒市。 2009年に策定された生駒市環境基本計画は、2019年までのビジョンが描かれている。策定から10年経った生駒市が、どのように変わっているのか、また、環境No.1自治体となっているのか。その時を楽しみに待ちたい。
取材協力・一部写真提供:生駒市
記事公開日:2013年4月15日
市のランドマークともいえる標高642mの生駒山。麓と山頂を結ぶケーブルカーは、日本最初の営業用ケーブルカーとして大正時代に開通しました。山の中腹にまで広がった住宅地と市の中心部を結ぶ通勤路線としても活躍中。山頂には、生駒山上遊園地があり、市民の憩いの場所にもなっています。
ケーブルカー「ブル」(左)と「ミケ」(中) 山頂へは徒歩でも行ける(右)