• 北海道・東北
  • 関東
  • 中部・近畿
  • 中国・四国
  • 九州・沖縄
  • 全都市一覧

広島県福山市

人口472,632人※2013年4月30日現在
面積518.14km²
市HPhttp://www.city.fukuyama
.hiroshima.jp/
備考環境共生モデル都市(1993年指定)

福山市ニューストピックス

2013/6/18
本編を公開いたしました。
2013/5
取材を行いました。

ごみを電気に 循環型社会を目指して


画像をクリックすると拡大します
市役所の敷地内に咲くばら
広島県東部に位置し、広島市に次ぎ、県第2位の人口を抱える福山市。毎年5月には、福山ばら祭りが開催され、市内外から多くの人が訪れる。また、市内には名勝・鞆の浦があるなど、観光都市としても名高い。 1993年には、環境負荷の軽減、自然との共生、アメニティの創出により,質の高い都市環境をもった「エコシティ」の実現に向け、先進的な取り組みを進めるモデル都市「環境共生モデル都市」に国土交通省から指定された。以後、福山市は環境先進都市として、環境への取り組みを積極的に行っている。

次世代エネルギーパークに認定

2012年1月、市南東部、瀬戸内海に面した埋め立て地で「低炭素」「資源循環」施設が集積する「びんごエコタウン」が、「次世代エネルギーパーク」に認定された。 次世代エネルギーパークとは、地球環境と調和した、太陽光発電などの次世代エネルギーを、国民が実際に見て触れながら、理解の増進に寄与することが期待される施設や地域の事。経済産業省資源エネルギー庁が認定を行っている。 この福山市箕沖町周辺にある、福山市次世代エネルギーパークでは、太陽光発電設備やRDF発電、製造施設などが集積し、これらの環境関連施設をバスで見学する、自治会や学校などの団体を対象としたツアーが実施されている。

可燃ごみを電気に変える


画像をクリックすると拡大します
ごみ固形燃料工場内
一次破砕機
次世代エネルギーパークの一角にあり、2004年から稼働する「福山市ごみ固形燃料工場」と第3セクターの福山リサイクル発電社が運営する「福山リサイクル発電所」の2施設では、連携のもと可燃ごみを電気に変える画期的な取り組みを行っている。可燃ごみの処理を従来の「焼却方式」から「固形燃料化方式」に転換し、循環型社会への移行を目指すこの事業は、福山市の象徴的な取り組みとも言える。 福山市をはじめ、近隣の9自治体の家庭からでる可燃ごみの一部が、RDF製造施設であるごみ固形燃料工場に運ばれる。


画像をクリックすると拡大します
出来たばかりのRDF
悪臭はほとんどしない
RDFとは、Refuse Derived Fuel(廃棄物から得られる燃料)の略。ごみを破砕し、ごみのほぼ50%を占める水分を乾燥、選別、粉砕、圧縮成形の過程を経て作られる、ペレット状の固形燃料であり、ごみに比べて高い発熱量を有する。RDF化する利点として、熱量の安定した品質、ごみの減容化、腐敗や悪臭がおこりにくく貯蔵や長距離輸送が可能、安定燃焼によりダイオキシン類の発生を大幅に減少させることなどが挙げられる。 この工場では、福山市から排出される年間約13万トンの可燃ごみのうち、約9万トンを処理している。1日300トンのごみを処理することが出来、RDF製造施設としては、日本最大規模を誇る。いくつかの製造工程を経て完成したRDFは、約6000トンもの量を貯蔵できる、RDF貯留サイロに一時貯蔵した後、隣接するRDF発電所、福山リサイクル発電所に搬送される。

ニッポン 環境都市探訪公式facebookページ 環境モデル都市探訪連載 環境市場新聞 ご意見・ご感想・お問い合わせはこちら

This site is powered by 日本テクノ

Copyright© ニッポン 環境都市探訪 All Rights Reserved.