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高知県檮原町

人口3,741人※2013年6月1日現在
面積236.51km²
市HPhttp://www.town.yusuhara.kochi.jp/
index.php
備考環境モデル都市(2009年指定)

檮原町ニューストピックス

2013/9/17
本編を公開いたしました。
2013/8
取材を行いました。

自然からもらったものは自然に返す


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檮原にゆかりのある
人物が並ぶ「維新の門」
高知県の西北部、愛媛県との県境に位置する檮原(ゆすはら)町。町の面積の90%以上が林野で覆われた、森の町である。町の標高が約200~1,400mと非常に高く、それ故に「雲の上のまち」と称される。最後の清流とも呼ばれる四万十川源流域であり、坂本竜馬脱藩の地としても知られている。 1966年に町制を施行し、現在の檮原町となった。この「檮原」の町名は、そろばんの玉などに使用される、檮の木が多く自生していたことに由来する。 人口約4,000人の町の高齢化率は41%。いわゆる限界集落だが、2009年に内閣府より環境モデル都市に選定されたこと、そして3.11以降、自然エネルギーへの関心が高まりを見せたことにより、エネルギーの自給自足を体現する檮原町の名前は全国的に広く知れ渡った。 檮原町では、これまで培ってきた自然を大切に活かし、共生する暮らしを営む「共生と循環の思想」、先人たちの築きあげてきた地域社会の「絆」をまちづくりの基本理念とし、森林をベースにした「森林文化社会」の形成へ向け、環境への取り組みを行っている。

風と光


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カルストに突如現れる風車
標高1400mを超える四国山地山間部、日本三大カルストの一つ、四国カルスト高原が広がるこの地に、檮原風力発電所が立地する。年間平均7.2mの風と、全国第2位の風況を誇るこの環境は、風力発電に最適な土地であった。 1999年から稼働を開始しているこの風力発電所では、600kWの風車を2基抱えており、年平均発電量は2,960MWh。2012年11月に固定価格買取制度が見直された結果、現在では年間約6000万円の売電額を生み出している。売電で得た収入は、「自然からもらったものは自然に返す」という檮原町の理念により、森の間伐費用や木質ペレットの製造費用、そして再生可能エネルギー施設の助成などに使用されている。特に太陽光発電の設置補助は、上限4kWで、全国一の額となる80万円までの助成を受けることが出来る。そのため、町内の家庭における太陽光発電の設置率は約6.3%(114戸)と高水準になっている。公共施設への太陽光発電の導入も進み、現在では20カ所を超え、総発電出力は、454kWとなった。


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学校に隣接する水力発電
町の中心部では、豊かな水資源を有効活用した、水力発電所も稼働中だ。この水力発電は、最大1秒間に1.2㎥を取水し、有効落差約6mを生み出す。最大出力は53kW、平均年間発電量は、262MWh。生産された電気は、昼間には、隣接する小中一貫校「檮原学園」の施設に供給され、中学棟の約90%の電力をまかなう。夜間には、町中にある82基の街灯に利用される。風力発電と同様、2012年の固定価格買取制度の見直しにより、売電額は約5倍に増えた。町中を流れる檮原川から電気が生産され、町中で消費される。自分たちの使うエネルギーが目の前で地産地消される姿は、子どもたちへの環境教育にも大きく貢献している。

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