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山形県山形市

人口253,500人※2014年11月1日現在
面積381.34km²
市HPhttp://www.city.yamagata
-yamagata.lg.jp/

山形市ニューストピックス

2015/1/19
本編を公開いたしました。
2014/11
取材を行いました。

美わしき山形を目指して


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1992年に山形新幹線が開通
約25万4,000人が暮らす山形県の県庁所在地、山形市。山形盆地の南部に広がる扇状地に市街地が形成され、市の東部には奥羽山脈が連なる。
1988年、山形市は市、市民、事業者が互いに協力し、市の良好な環境の保全そして創造を図り、健康で快適かつ文化的な市民生活を確保することを目的とし、「美しい山形をつくる基本条例」を制定。2011年には、「美しい山形をつくる基本条例」の規定に基づいた新たな「山形市環境基本計画」を策定し、より良い環境づくりを目指した取り組みが進められている。

エネルギーの“ベストミックス”を目指して

2011年に発生した東日本大震災は、山形市にとってエネルギー問題を再考するきっかけとなった。更なる再生可能エネルギーの活用を図るために、市内における未利用資源の賦存量について調査を行い、その結果などから、2013年度に「太陽光」「小水力」「地中熱」及び「バイオマス」の活用に積極的に取り組むという、今後のエネルギー施策の方針を固めた。
積極的な導入を進める再生可能エネルギーの中でも、市の地理的条件に最も適しているのが「太陽光」であった。山形市は日本海側に位置しながらも、冬場は晴れの日が多く、積雪も比較的少ない。さらに、年間降水量が1,200mmと全国の県庁所在地の中では6番目に少ないなど、日照時間に恵まれており、安定的な発電が期待できる。市では、事業者向け、家庭向けそれぞれに太陽発電装置設置に対する補助を行い、家庭向けの補助金申請件数は、年間300~400件にのぼっている。今後2020年度までに、合計5,000件の導入を目指す。


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ソーラーパーク
「やっしょ まかしょ SUN・SUN・SUN
(サン サン サン)」
そして、さらなる太陽光の導入促進を目指し、上山市との境界にほど近い、みはらしの丘ニュータウンに隣接する市有地の貸し付けによるメガソーラー事業にも着手した。
2013年に市有地2.3haでのメガソーラー事業者を公募し、市内の事務機器販売会社「メコム」を選定。2014年8月より発電設備の建設が着工し、12月に運転を開始した。設置容量は1252.8kW、年間発電量は約330世帯の消費電力を賄う116.9万kWhを想定している。また、この発電所の愛称は、環境教育の一環として地元の小学生から募り、その中から選ばれた「ソーラーパーク『やっしょ まかしょ SUN・SUN・SUN』(やっしょ まかしょ サン サン サン)』」に決まった。この愛称は、毎年8月に山形市で行われる東北四大祭りの一つ「山形花笠祭り」で使われる合いの手「やっしょ まかしょ しゃんしゃんしゃん」に由来する。地元ならではのユニークなネーミングも相まって、多くの市民からの注目を集め、再生可能エネルギーへの関心が高まった。
山形市では、太陽光のほかにも小水力やバイオマスなどの更なる活用の可能性も模索し、引き続き再生可能エネルギーの導入を最大限促進していく。

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