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千葉県柏市

人口408,198人※2014年10月1日現在
面積114.90km²
市HPhttp://www.city.kashiwa.lg.jp/
備考 環境未来都市(2011年選定)
地域活性化総合特別区域(2011年選定)

関連リンク

かしわエコサイト

柏市ニューストピックス

2014/11/17
本編を公開いたしました。
2014/10
取材を行いました。

公・民・学で築く「世界の未来像」


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2005年に開業した
「つくばエクスプレス」は
柏市北部を走る
千葉県北西部に位置する柏市。人口約40万人の中核市であり、鉄道、国道が交差する交通の要衝として、古くから栄えてきた都市である。
2005年2月、京都議定書が発効し、世界規模での地球温暖化対策が急務となった。それを受け柏市では、2007年3月、京都市に次ぎ、全国の市町村で2番目となる地球温暖化対策条例を制定。翌年の2008年に「柏市地球温暖化対策計画」が、2014年3月には「第二期 柏市地球温暖化対策計画」が策定された。
計画では、2005年度比で2020年度までに3.8%のCO2削減目標が設定され、その達成には、27.5万トンの削減が必要な計算だ。達成に向けては、市民に無理な生活を強いるのではなく、発想の転換とライフスタイルの変化に着目。“我慢しない取り組み”を念頭に置き、市・市民・事業者が一体となり、温暖化対策のみならず、地域社会の安全や活性化にも寄与する施策を行っていく方針を固めた。

5つの将来像

柏市では、「エネルギーを賢く使う街」「緑と自然を活かす街」「健康で生きがいのある街」「世代を超えて学び合う街」「エコで活性化する街」これら5つを目指すべき将来像とし、各将来像に沿った具体的な取り組みを展開している。例えば、「エネルギーを賢く使う街」では、「見える化」「省エネ」「創エネ」さらには「蓄エネ」の標準化を目指し、「柏市エコハウス促進総合補助金」制度を整えた。2014年4月から申請受付が開始し、見える化を図る「HEMS」(補助上限:1万円)をはじめ、断熱を促す「エコ窓改修」(同:設置費の4分の1、上限10万円)や蓄電池(同:上限10万円)など数種類のメニューから選択できるようにした。
また、創エネの推進の一環として、未利用市有地を活用した事業も始まった。この事業では、未利用市有地を太陽光発電施設設置事業者に貸与し、創エネの普及啓発、環境教育への利用を促進する。環境面だけでなく、「固定価格買取制度」の活用により、事業者は売電収入を、市は土地の賃借料を得ることにより財政効果も生み出す。

公民学の連携


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柏の葉アーバンデザイン
センター(UDCK)
1990年代から土地区画整理事業が動き出し、大規模なまちづくりが継続して行われている柏市北部、柏の葉エリア。現在では、東京大学、千葉大学、県立公園や国の研究所など様々な施設が集積し、新都心の様相を呈する重要地区だ。2006年11月に「公民学」が連携したまちづくりの拠点となる「柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK:Urban Design Center Kashiwa-no-ha)」が開設されたのを機に、まちづくりはより一層加速し、2008年3月には、このエリアを拠点とした「柏の葉国際キャンパスタウン構想」が県、市、東京大学、千葉大学の4者により策定された。自然と共生した、持続性の高い次世代の環境都市づくり、新産業や文化的価値を創造する都市づくり、さらには、環境に配慮した健康的な地域住民のライフスタイルを実現する都市づくりを目指すこの構想を筆頭に、世界が理想とする未来の形“世界の未来像”をつくるべく、「公民学」が連携した大規模なプロジェクトが次々と動きだした。


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上空から臨む
柏の葉キャンパス
2011年12月、柏の葉キャンパスが環境、超高齢化などに対応する先進的な都市づくりを支援する「環境未来都市」、さらには地域の活性化に向け、規制の特例や税制、財政、金融上の支援などを複合的に実施する「地域活性化総合特別区域(総合特区)」に国から選定され、取り組みの幅がより一層広がっていくこととなった。また、柏市、国立大学法人 東京大学、国立法人 千葉大学、三井不動産株式会社、スマートシティ企画株式会社、柏の葉アーバンデザインセンター、TXアントレプレナーパートナーズの7組織共同での環境未来都市選定は、柏の葉の特長である「公民学」連携をより印象付けている。

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