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群馬県高崎市

人口375,318人※2015年1月31日現在
面積459.41km²
市HPhttp://www.city.takasaki.
gunma.jp/

高崎市ニューストピックス

2014/3/9
本編を公開いたしました。
2015/1
取材を行いました。

環境を学び育む


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10年以上続く「環境フェア」
市が掲げる“環境の将来像”の実現に向け、37万人を超える市民一人ひとりが主体となり、環境活動に取り組んでいくことが必要だと考える高崎市では、多様な市民参加型イベントを開催。市民、事業者への環境啓発を積極的に行い、“主体的に行動する市民が連携している都市”を推進している。
「環境フェア」は、10年以上続く環境イベント。例年6月に開催され、昨年度は5,000人ほどの来場者数を記録している。イベントでは、市民団体や事業者、行政などで構成される「たかさき環境パートナーシップ会議」に所属する会員が中心となり、環境活動の紹介やバザー、環境に関連した物品の配布などが行われる他、ステージイベントも実施。昨年のステージでは「環境大声コンテスト」と題した催しも開かれた。このコンテストでは、「ゴミ収集車いつもありがとう!」などといった、環境に関連した言葉を大声で叫び、その内容と声の大きさを競うというもの。環境と遊びが融合したユニークな企画だ。また、市庁舎の通路では、古着、古本、使用済小型家電のドライブスルー回収を実施し、リユース、リサイクルの推進を呼びかけた。
今後も、子どもから大人までが楽しめ、学べるイベントとして毎年新しいアイディアを盛り込みながら、継続して開催していく。


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水生生物調査
そして、次世代を担う子どもたちへの環境教育にも力を入れる。
市では、子どもたちに環境の大切さを知り、肌で直接感じ学んでほしいという思いを込め、1993年より市内の小学4年生~6年生を対象とした「水生生物調査」を夏休み期間に合わせ行っている。この取り組みでは、市内にある二つの河川「碓氷川」「烏川」に棲む水生生物(指標生物)の種類を調べ、河川の水質状態を判定する。川に入る機会が減少し、自然とのふれあいが不足している子どもたち自らが、川に入り体験することにより、川に親しんでもらうことはもちろん、水の汚れ具合によって生物の種類に変化が起きることを認識することで、「川をきれいにしよう」という意識を芽生えさせる。そして、その意識の輪を家庭や地域へと広げていきたい考えだ。
2014年からは、高崎経済大学の准教授及びゼミナールの学生が指導員として調査に参加。専門家が加わったことで調査のみならず、考察まで行えるようになり、学習の幅が広がった。子どもたちは調査後、絵日記を作成。「水の中の命を初めて意識した」「川の上流と下流での生物の違いに気づいた」「初めて入った川は冷たく、美しかった」など様々な感想を述べ、夏休みの思い出になるとともに、環境への関心を高めた。

市民、事業者を交えた取り組み、そして次世代を担う子どもたちへの環境教育にも目を配り、環境負荷の少ない持続可能な社会づくりを進めている高崎市。今後も環境の将来像「市民が創造する地球環境都市たかさき」を実現すべく、幅広い取り組みを発信していく。

取材協力:高崎市、NTT東日本-関信越群馬支店
記事公開日:2015年3月9日
一部写真提供:高崎市

編集後記 街角にて

2015年第1弾の取材となった群馬県高崎市。高崎駅を降りると、早速だるまが出迎えてくれました。市内には、パワースポットをはじめとする観光スポットも充実しているので、天気がいい日は高崎市まちなかコミュニティサイクル「高チャリ」を使っての名所めぐりもおすすめです。「高チャリ」は、市内16ヶ所のサイクルポートで無料で借りることが出来るレンタサイクルシステム。利用時間は9:00~22:00で、どこのポートでも返却することが出来ます。市民だけでなく、観光客でも参加できる環境にやさしい自転車を活用した取り組みですね。

(左)JR高崎駅にある「幸福のだるま」(右)市民、観光客の足となる「高チャリ」

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