• 北海道・東北
  • 関東
  • 中部・近畿
  • 中国・四国
  • 九州・沖縄
  • 全都市一覧

大分県日田市

人口70,194人※2014年1月末日現在
面積666.19km²
市HPhttp://www.city.hita.oita.jp/

日田市ニューストピックス

2014/3/17
本編を公開いたしました。
2014/1
取材を行いました。

水郷(すいきょう)ひたづくり


画像をクリックすると拡大します
国の重要伝統的
建造物群保存地区
「豆田町」など観光資源も多い
大分県西部に位置し、人口約7万人を擁する日田市。市内には多くの水路が流れ込み、「水郷(すいきょう)」を形成している。この「水郷」は本来「すいごう」と読むが、「日田は水の故郷であり、日田の水は濁らない」という思いから「すいきょう」と呼ばれるようになった。周囲を山に囲まれた盆地で、寒暖の差が激しいことも日田市の特徴の一つだ。
自然に恵まれ、大きな環境問題もなく成長してきた日田市だったが、1997年、市の清掃センターにおいて、基準値の3倍となる240ナノグラムのダイオキシンが放出していることが発覚した。この出来事により市民は大きなショックを受けたが、環境意識を高めるきっかけともなった。市では「水郷ひた」の名誉挽回を目指し、1998年に西日本の自治体では初となるISO14001を取得。1999年には10億円をかけ、焼却施設の改良工事を実施した。この一連の流れを契機に、「環境都市日本一」を目指すべく、本格的な環境への取り組みが始まった。

「水」と「緑」の再生による「水郷ひた」の創造


画像をクリックすると拡大します
水郷ひたの象徴
三隈川
日田市では、2001年度~2010年度を実施期間とする「第1次環境基本計画」を経て、2011年度~2020年度を実施期間とする「第2次環境基本計画」を策定。「水と緑があふれ未来輝くまち~水郷ひた~」を目標の環境像とし、「環境共生都市の創造~水郷ひたづくりの推進~」「生物多様性の保全」「地球温暖化対策の推進」「廃棄物対策・リサイクルの推進」「公害の防止・生活環境の保全」「環境意識の向上と行動の促進」の6つの施策の柱を立てた。計画書本体、事業計画、行動指針の3部構成からなり、行動指針では市民、事業者、行政協働での取り組みを促進している。


画像をクリックすると拡大します
林地残材による
バイオマス発電を行う
「グリーン発電大分」
施策の柱の一つ「環境共生都市の創造~水郷ひたづくりの推進~」では、河川づくり、森林づくりに注力している。まちのシンボルともいえる河川では、清流復活に向け、大山川ダム直下の放流量を現状の毎秒4.5㎥から毎秒10㎥以上にするよう協議が続けられている。水流が増すことにより、浄化が促されるためだ。また、河川の良好な水質を維持していくことを目的に、市内全域の河川水質検査を実施しており、まちの財産を守る活動が続けられている。
市内の林業は、スギを中心とした豊富な森林資源を背景に古くから基幹産業として発展してきた。最近では、間伐を主体とした森林整備に加え、広葉樹の植栽などの森林環境に配慮した森林づくりを目指している。 また、木材生産活動等で発生した林地残材を熱源とする木質バイオマス発電所が稼動を始めるなど、森林資源の有効活用へとつながっている。

ニッポン 環境都市探訪公式facebookページ 環境モデル都市探訪連載 環境市場新聞 ご意見・ご感想・お問い合わせはこちら

This site is powered by 日本テクノ

Copyright© ニッポン 環境都市探訪 All Rights Reserved.