人口 | 405,459人※2014年6月1日現在 |
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面積 | 644.61km² |
市HP | http://www.city.miyazaki .miyazaki.jp |
宮崎市ニューストピックス
- 2013/8/4
- 本編を公開いたしました。
- 2014/5
- 取材を行いました。
水と太陽と緑を活かした「エコタウン」の創造
南国ムード満点のJR宮崎駅宮崎県の県庁所在地、宮崎市。年平均気温は18℃前後と温暖で、市の代表駅である宮崎駅前に植えられたヤシ類の木をはじめ、沿岸部には、夏に多くの人で賑わう青島海水浴場があるなど、南国の情緒あふれる都市である。
2014年、市制90周年を迎えた同市では、記念イベントが各地で開催されるなど盛り上がりを見せている。また、10年後の市制100周年に向けても、市のイメージアップ、新たな魅力の再発見に努め、「だれもが住みたい、住み続けたいまち」を目指した取り組みが進められている。
みやざきエコタウン構想
住宅用太陽光発電の
普及を促進
地球温暖化やオゾン層の破壊、森林破壊や大気汚染など、地球規模での環境問題が深刻化する中、宮崎市は2011年度に「みやざきエコタウン構想」を発表。市が策定した環境基本計画に基づく総合的な取り組みを進めるとともに、宮崎市の特性である「水と太陽と緑」を活かし、環境と向き合っていく方針を固めた。
中でも、年間の日照時間が全国屈指であることから、太陽光の積極的な活用に力を注いでいる。市では「公共施設における太陽光発電システム設置に関する基本方針」を定め、公共施設での太陽光エネルギー活用を推進。市民への啓発や環境教育での利活用を図る。
そして、住宅用の太陽光発電普及のため、2009年から継続的に設置補助も行っている。補助金額は1キロワットあたり2万円(上限8万円)。また、宮崎市産材を使用し新築された木造住宅においては、一定の条件を満たせば1キロワットあたり4万円(上限16万円)に優遇される。この制度は、クリーンエネルギーの導入のみならず、地元資源の利用も促し、エネルギーと資源の地産地消を後押ししている。太陽光発電システム、太陽熱利用システムを合わせて、設置補助の件数は2013年度655件と一定の効果をあげており、今後も件数の増加に注力していく。
ごみの減量化を目指して
環境美化リーダー
「分別大使」
循環型社会の形成に向け、ごみの減量化対策も継続して取り組んでいる。積極的な資源物の分別収集や家庭用廃食用油のリサイクル、家庭ごみの有料化などがその主たるものだ。それに加え、宮崎市では地域の環境美化リーダー「分別大使制度」を導入。各自治会から原則2名が分別大使に任命され、正しいごみの出し方や集積所の美化、ごみの減量化やリサイクル運動に関する指導、啓発をはじめ、各地域のごみ問題の把握や、市への意見提出などを行う。集積所の美化活動は、観光地としての景観保護にもつながる大事な取り組みだ。制度の導入は各自治会に一任されているが、2013年度は600自治会、1,194名が分別大使に就任。市でも、貴重な人材となる「分別大使」のための研修会が開催され、市民の環境意識の向上を図る役割を担っている。