人口 | 236,339人※2013年10月末日現在 |
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面積 | 431.42km² |
市HP | http://www.city.saga.lg.jp/ |
佐賀市ニューストピックス
- 2014/1/6
- 本編を公開いたしました。
- 2013/11
- 取材を行いました。
環境都市宣言
佐賀市環境都市宣言全文佐賀県の県庁所在地、佐賀市。2005年と2007年の二度にわたり、周辺町村との合併を行い、現在の市域となった。県内では唐津市に次ぐ面積を有し、人口は約24万人。毎年秋には熱気球の競技大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催され、県内外から多数の人が訪れ「バルーンの街」としても賑わいを見せている。
北は脊振山地が、南には有明海が面しており、山から海まで様々な自然に恵まれた佐賀市では、2010年「環境都市宣言」を行った。
この宣言は、佐賀市の豊かな自然環境を未来の子どもたちに継承していくため、そして、市民、企業、行政等が互いに連携、協力しながら、より一層の取り組みを行っていくためのものである。
環境都市宣言を行った佐賀市では、これまで以上に環境への取り組みを活発化させ、佐賀県を代表する環境先進都市として、日々成長を続けている。
バイオマスの拠点
佐賀市では、2014年度の「バイオマス産業都市」認定を目指して、現在構想の策定作業を進めている。
「バイオマス産業都市」とは、経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした、環境にやさしく災害に強い街づくりを目指す地域のことを指す。2013年現在、全国で8地域が第一次選定地域として認定されている。
「バイオマス産業都市さが」の構築を目指す佐賀市の拠点施設となっているのが「佐賀市清掃工場」と「佐賀市下水浄化センター」である。
コージェネレーションからトリジェネレーションへ
バイオディーゼル燃料は
ゴミ収集車に使用
佐賀市清掃工場では2003年の竣工以来、既に様々な取り組みを進めてきている。使用する焼却炉は発電、余熱利用が可能な循環型のもので、発電した電気は、工場内や健康運動センターなどで使用されている。最大4,500kWの発電を行い、年間で約9,000世帯を賄える電気をつくることが出来る。2004年からは、てんぷら油によるバイオディーゼル燃料の製造も開始し、環境への配慮を積極的に行ってきた。そして今年10月、世界で初めての取り組みとなる焼却炉の排出ガスからCO2を分離回収する試験プラントの運用を開始した。
東芝製の
CO2分離回収活用システム
東芝製のこの装置は、ごみ処理過程において発生する排ガスからCO2を分離回収できる、最先端技術の結晶だ。CO2だけを取り込んだ液体を加熱することにより、純度99%以上のCO2を得ることが出来、一日あたりの回収量は約20kg。CO2の大気中への排出を低減し、地球温暖化対策に貢献するだけでなく、CO2を活用する企業の誘致にも一役を買い、雇用創出、地域振興へとつながっていく。
余熱利用、発電を行ってきたこれまでの“コージェネレーション”から、CO2の有効活用を加えた“トリジェネレーション”へと進化する。官民共同の2カ年事業で、現在はまだ検証中の段階だが、回収したCO2を利用して培養されたミドリムシを使った、バイオジェット燃料の生産施設の誘致も視野に入れて、取り組みが続けられている。