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鹿児島県薩摩川内市

人口99,239人※2013年9月1日現在
面積683.50km²
市HPhttp://www.city.satsumasendai.lg.jp/

薩摩川内市ニューストピックス

2013/10/15
本編を公開いたしました。
2013/9
取材を行いました。

次世代エネルギーパビリオン


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(上)川内原子力発電所
(下)川内発電所(火力)
鹿児島県薩摩半島の付け根に位置し、県内最大の面積を持つ薩摩川内市。2004年に9市町村が合併し、現在の市域となった。東シナ海に面した海岸線、市街地を流れる一級河川・川内川、緑豊かな山々や湖など、多種多様な自然環境を有し、この街の魅力を引き出している。九州新幹線の開通後は、川内と九州の南北が結ばれ、交通アクセスも格段に向上した。 市内では、1974年に川内発電所(火力)が、1984年に川内原子力発電所がそれぞれ運転を開始し、エネルギー供給の拠点として成長を遂げてきた。そんな中、2011年、市に新エネルギー対策課が発足、エネルギーのまちとして本格的な取り組みをスタートさせた。

次世代エネルギーのパビリオン化


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(上)九州おひさま発電
寄田発電所
(下)ミタルダ・イクシア
さつま川内一角池
次世代エネルギーの取り組みが本格化してからわずか2年、市内には「九州おひさま発電 寄田発電所(最大出力1,100kW:2012年10月運転開始)」「ミタルダ・イクシアさつま川内一角池(最大出力1,000kW:2013年3月運転開始)」「ダックス パレストソーラー入来発電所(最大出力1,500kW:2013年7月運転開始)」「サンファームタナカ発電所(最大出力761.2kW:2013年8月運転開始)」「中越パルプ工業 唐浜メガソーラー発電所(最大出力1,810kW:2013年8月運転開始)」「ENEOSグローブ 薩摩川内太陽光第1・第2発電所(最大出力合わせて3500kW:2013年9月運転開始)」など立て続けに太陽光発電所が運転を開始した。


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(上)ENEOSグローブ
薩摩川内太陽光第1・第2発電所
(下)中越パルプ工業
唐浜メガソーラー発電所
これらの発電所は、全て民間企業の運営によるもので、市が掲げるビジョン「みんなで創るエネルギーのまちの未来」に賛同、共感し、遊休地を活用し建設を行ってきた。発電所の建設、運営は、次世代エネルギー普及につながるだけでなく、新たな雇用創出も生み出し、街の活性化にもつながった。これほどまでに短期間で取り組みを発展させた例は国内でも他になく、官民一体となった取り組みが、ビジョンの実現を後押ししている。2013年10月以降も、「太陽光」のみならず「水力」や「バイオマス」「風力」など各発電所の建設が予定されており、街そのものが“次世代エネルギーのパビリオン”へと変貌していく。

防災拠点の強化


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防災拠点となる
総合運動公園
市の中心部にほど近い、総合運動公園では「防災機能強化事業」が進められている。敷地内にあるサブアリーナ、武道場、屋根付き駐車場にそれぞれ太陽光パネルを設置。出力は一般家庭約200世帯分の合計670kWとなる予定である。生産された電力は630kWを売電、40kWを自家消費に充てる。年間売電益は約3,000万円を見込んでおり、当該売電益は太陽光発電関連設備のリース料に充てる。一方、自家消費分は公園内施設で消費される電力の約4.5%を賄うことが出来、年間の電気料金が約30万円削減できる見込みだ。停電時には売電用の太陽光発電設備から、施設内に電力を供給できる仕組みを構築する。また、災害時など電気供給が停止した場合、供給電源として蓄電機能を持つ電気自動車を導入し、電力を確保する。2013年8月から本格的な工事を開始し、年内にも運転を開始する予定だ。

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