待機電力って何?
こんにちは、河村隆一です。
今回取り上げるのは「待機電力」。待機時消費電力ともいわれ、電気製品を使っていないときでも消費される電力のことです。例えばテレビは、リモコンでスイッチを切り、画面に何も映っていなくても、常にリモコンからの信号を待ち受けています。スタンバイ状態を保つため電気を使用しているのです。
2013年2月に一般財団法人 省エネルギーセンターが公表した調査報告書によると、一世帯当たりの待機電力は年間228㌔㍗時になるそうです。これは全消費電力量の5・1%に相当します。
この調査で待機電力が最も多かったのはガス温水器でした。壁などにつけた操作パネルが電気を消費するのです。つい忘れがちですが、使い終えたらすぐ「運転〈入/切〉」などと表示されたボタンを押し、電源オフを徹底したいですね。温水器に続き待機電力が多かったのは、テレビ、エアコン、電話機、AV機器などです。
待機電力を減らすには、コンセントからプラグを抜くのが一番手っ取り早い方法です。しかし、それでは使い勝手も悪く、機器によっては安全性や耐久性に問題が生じることもあります。まずは、ガス温水器のように簡単にスイッチを切れるテレビやAV機器などで、使わないときの主電源オフを習慣化することから始めるのがよいでしょう。