• 河村隆一のエコスタディ
  • 実はよく知らないけど、今さら聞くのも恥ずかしい、そんな言葉を環境活動家としても知られる河村隆一さんが答えていくコーナー

COP(コップ)って何?

河村隆一です。今年も環境問題について一緒に勉強していきましょう。よろしくお願いします。
さて、昨年11月にポーランドのワルシャワで開かれた環境関連の国際会議は記憶に新しいところです。気候変動枠組み条約第19回締約国会議、通称「COP19」と呼ばれる地球温暖化問題などを話し合う場です。
新聞などでもよく目にするCOP。読み方は「コップ」で、「Conference Of the Parties」の頭文字をとった略語です。Conferenceは日本語にもなっているように会議を意味し、Partiesは条約を結んだ締約国の集まりのこと。

COP
気づいた人も多いと思いますが、この略称には「気候変動枠組み条約」の名前が入っていません。そう、厳密にいえばCOPは「締約国会議」だけを表し、どの条約なのかは示していません。よってほかの国際条約でも同じ略称が使われます。例えば生物多様性条約第11回締約国会議であれば「COP11」 設けられています。COPに続く数字は開催回数を表し、その開催頻度は条約の締約国によって決定されます。
気候変動枠組み条約の第1回締約国会議「COP1」が開催されたのは1995年。今年は節目となるCOP20がペルーで開かれます。

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