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上手な電気の使い方で再エネ元気
(解説 | 上げ下げデマンドレスポンス)

 「上げ下げデマンドレスポンス」とは需給バランスに合わせ電気の使い方をコントロールすること。価格が下がったときに使用を増やし、上昇時に減らす。再生可能エネルギー(再エネ)の活用促進にもつながるこの取り組みを具体例とともに見ていこう。

 電気の価格は再エネ、特に太陽光の電力が市場に多く出回ると下がる傾向にある。大きく影響するのは日照量だ。昨冬の東京エリアでの標準的な値動きは、朝8時ごろから日照の増加で供給量が増え価格が低下し始める。その後10~14時は価格低位で安定。やがて日照が減少するにつれ価格は上昇し、帰宅時の暖房需要が増える18時ごろ高値の頂点になっていた。
 では、この価格変動に電気の使い方をどう対応させればよいか。1つの方法が家電類のタイマー活用だ。価格が低下する10~14時の間で稼働させるようにする。適しているのは、炊飯器、食洗機、洗濯機や乾燥機、プラグインハイブリッドカー(PHV)などの充電だろう。ただし炊飯器は保温のまま長時間経過してしまうと使用電力量が増えるなど、機器によってそれぞれ注意は必要だ。
 タイマー稼働できない家電類は、価格の高い時間帯での使用をなるべく控える。掃除機なら使う時間をずらし、テレビ番組は録画で電気の安価なタイミングで観るなどの方法がある。
 この取り組みで経済的なメリットを得るには電力会社と市場価格連動型の契約を結んでおく必要がある。だがそれ以外の需要家も上げ下げデマンドレスポンスを進めていけば効率的な再エネ活用につながる。

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