こころのサプリメント

「こころとからだの健康」を保っていきいきと働く。日本テクノの社内メルマガより紹介します。

朝ごはん、夜のためにも/食べ物でこころも元気に〈2〉

睡眠を促すメラトニンづくりに大切

 今日の朝ごはんはきちんと食べたでしょうか。日中に活動をするために栄養を取るという目的はもちろんですが、朝ごはんの有無が、その日の夜の睡眠に影響を与えることがわかっています。今回は、睡眠と朝ごはんの関係を紹介しましょう。
 まずは昼間の活動における朝ごはんが果たす役割について。私たちが活気を持って生活するために必要な脳内物質の中に、幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」があります。セロトニンの元になるトリプトファンは食事でしか取れません。日中、元気に働くためには朝ごはんをバランスよく食べ、セロトニンを増やしておく必要があるのです。
 さてこのセロトニン、元気にしてくれるという役目を終えると、次の仕事に向かいます。
 「朝ごはんでつくられたセロトニン」は、夜になると、睡眠を促す作用のある「メラトニン」に変わるといわれているのです。夜、メラトニンが増えることで、私たちの身体は眠る準備を始めます。
 セロトニンがメラトニンに変わるには時間がかかります。夜の睡眠に大切なメラトニンは、「朝ごはんでつくられたセロトニン」が、日中の時間を費やすことで変化し増加します。朝の食事でセロトニンをつくっておかなければ、眠りに導く物質の原材料が足りなくなってしまいます。また、早い時間からセロトニンをつくることで身体が睡眠のリズムを刻みやすくなるともいわれています。
 メラトニンをつくるには体内時計を毎朝リセットすることも大切です。体内時計は、目に太陽の光が入ることでリセットされますので、メガネやガラスなど紫外線をカットするものを通さず、起き抜けに日光を浴びるようにしましょう。ただし目を傷めてしまうので、太陽を直視してはいけません。
 朝の食事抜きでも変わらず元気という人もいますが、朝ごはんは身体を動かすだけでなく、夜の眠りにも大切なもの。毎日、朝食を欠かさず昼も夜も健康に過ごせるようにしたいですね。





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