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燃料電池(ねんりょうでんち)
燃料の水素と空気中の酸素を化学反応させて電気エネルギーを取り出す装置。反応により排出されるのは一般的に水だけで、クリーンなエネルギー源として注目を集めている。
水素は天然ガスやメタノールなどからつくられる。水素の製造段階で二酸化炭素(CO2)を発生させなければ温室効果ガスの排出削減にもつながる。化学反応の際に発生する熱も利用した家庭用のエネファームや燃料電池自動車などがすでに実用化されている。
2015.1.8
「地域交通グリーン化事業」の対象案件が決定 国土交通省
国土交通省は、2014年11月14日から12月8日にかけて「地域交通グリーン化事業」の支援対象となる案件を公募した。応募のあった事業計画について、外部有識者による評価もふまえた選定の結果、福岡県北九州市及び福岡市において、全国初となる燃料電池(FCV)タクシーに係る事業計画を支援対象案件として決定した。
国土交通省では、低炭素まちづくりや地域・交通事業のグリーン化を推進する観点から、電気自動車の導入を誘発し、急速に普及が伝播するような先駆的事業を行う自動車運送事業者などを重点的に支援している。
現在の支援対象案件は、電気タクシーを活用した事業が5件、電気トラックを活用した事業が4件、FCVタクシーを活用した事業は今回が初となる。