人口 | 517,024人※2013年1月1日現在 |
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面積 | 429.05km² |
市HP | http://www.city.matsuyama .ehime.jp/ |
備考 | 環境モデル都市(2013年選定) |
松山市ニューストピックス
- 2013/3/25
- 本編を公開いたしました。
- 2013/3/15
- 松山市「環境モデル都市」に選定
(外部サイトへ移動します) - 2013/2
- 取材を行いました。
グリーン電力証書の発行
2009年11月、松山市は全国の自治体に先駆けて、「グリーン電力証書」の発行事業者としての資格を取得した。グリーン電力証書とは、太陽光発電の設置を場所や資金の問題を理由に導入が難しい企業などが、グリーン電力証書を購入することによって、太陽光など自然エネルギーでつくった電力(グリーン電力)を使っているとみなすことができるというもの。証書を充てることで、製品の紹介やイベント開催時にグリーン電力を使っていると告知することが認められる。実際に使用している電気は、太陽光発電で得られたものではないが、証書の購入で生まれた収益は、市が所有する施設への太陽光発電の導入支援に利用されるため、結果として太陽エネルギー普及へ貢献した形になり、企業のCSR活動や製品の販売促進などに効果がある。例えば、昨年開催された、環境教育、地域の活性化、市民への啓発を目的とし、「ソーラーラジコンカー耐久レース全国大会」も行われる「サンシャインレース松山2012」において、このグリーン電力証書が充てられた。その他、松山城天守閣のライトアップや、愛媛マラソン、地元のイベント、イルミネーションなどにも利用されている。
個性豊かな環境施設
りっくるの外観。もちろん屋根には
太陽光パネルが設置されている
松山市を代表する環境施設として、「まつやまRe(リ)・再来(サイクル)館(愛称:りっくる)」と、「松山市都市環境学習センター」がある。
りっくるは、2000年にまちづくりに関心を持つ市民30名が集い、リサイクルセンター開設を市に提言、議会を通じ、2002年にオープン、ごみ減量やリサイクルに関する情報を収集、提供している。また、施設自体が環境に配慮した作りになっており、屋根にはソーラーパネルを設置、雨水は貯水され、トイレや植木の水やりに利用される。さらに駐車場の路面にはリサイクル煉瓦を使用。アスファルトを含め、全て透水性のあるものが採用された。
リメイク工房は
市民のコミュニケーションの場でもある
施設の南棟には、粗大ごみとして出された家具が、松山刑務所やシルバー人材センターから派遣された高齢者によって修繕され、陳列されている。これらの家具は格安で市民に販売されている。そして、障がいを持っている方が店員となり、手作りのクッキーや古着などを販売しているスペースや、リサイクル情報のパネル展示などがある。小学校の社会科見学など、市内の子どもたちも訪れるため、リサイクルの過程が一目でわかるよう心がけた展示がなされている。北棟には廃材を利用して様々なモノを製作できる工房スペースや、古くなった着物を使って小物などを作る「リメイク工房」などがあり、市民の憩いの場としても活用されていた。また、月に20回ほど「エコクッキング」「布ぞうり」など多岐にわたる講座や、「親子リサイクル探検ツアー」「子どもフリーマーケット」などのイベントを開催。障がいを持っている方や高齢の方の雇用などの新たな価値も生み出した“りっくる”は今後もリサイクル情報発信の場として機能していく。