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愛媛県松山市

人口517,024人※2013年1月1日現在
面積429.05km²
市HPhttp://www.city.matsuyama
.ehime.jp/
備考環境モデル都市(2013年選定)

松山市ニューストピックス

2013/3/25
本編を公開いたしました。
2013/3/15
松山市「環境モデル都市」に選定
(外部サイトへ移動します)
2013/2
取材を行いました。


どのイベントも気軽に参加できる
この日はリース作りに挑戦
もう一つの環境施設「松山市都市環境学習センター」は、市の西側にある松山総合公園の敷地内にある。その立地柄、親子連れで訪れる人も多い。この施設では、「自然と遊ぶ」「自然と学ぶ」「自然と育む」をテーマに、自然との触れ合いを大事にした展示や、イベントを開催しており、取材日にはつる植物で作るリース作りを行っていた。材料はすべて施設に用意されているので、手ぶらで訪れて、すぐに制作に参加することができた。イベントは、年中通して行われており、1月は新聞で作った凧揚げ、5月は春の草花で作るしおり、9月は、海で拾ったもので作るビーチクラフトなど、季節に合わせて内容も変化する。子どもたちにとっては、「見て」「触って」体験できる楽しい学習の場であり、恵まれた松山の自然を知ることができる施設となっているようだ。

危機を乗り越え、日本一へ


道後温泉地区も
スマートコミュニティの一役を担う
1994年夏、西日本を中心に大渇水が発生。松山市もまた甚大な被害を受けた。もともとダムが小さかったことに加えて記録的な降水量の少なさ、そして猛暑が重なり、約4ヵ月間、時間断水が続いた。この経験を教訓に、松山市では水資源対策を最重要課題の一つとして位置付け、節水型都市づくりをスタートさせた。節水型都市づくり条例をはじめ、節水型機器や雨水タンクへの補助制度や、松山市節水ハンドブックを全戸に配布するなど、市民への協力を求めた。市民も断水の経験があるため、節水に対する意識は非常に高く、結果、一人一日当たりの水の給水量は、2008年度から三年連続で中核市一少ない都市となった。
また、ごみの減量でも偉業を達成している。循環型社会の構築を図るため「3R」を徹底、50万人以上の都市で、一人一日当たりのごみ排出量は2006年度から5年連続で最少となった。

市の中心、松山城を取り囲むようにして路面電車が走行、市の公共施設や大学なども全て中心部に集約し、コンパクトシティを形成している松山市。2013年3月には、日本政府が認定する「環境モデル都市」にも選定され、環境先進都市として勢いをつけている。今後は、太陽光のみならず、道後温泉の排熱利用も含めた地域エネルギーや、周辺施設間での電力・熱融通をマネージメントするスマートコミュニティ事業にも力を注ぎ、「環境で活力を生むまち」を目指して、松山の地域特性を活かした環境施策を継続していく。

取材協力:松山市
記事公開日:2013年3月25日

編集後記 街角にて

松山へ訪れるのは2回目。主要な観光地は一通り見て回っていたので、どこか面白い場所はないかと地図を眺めていると、いくつかの島を発見。その中の一つ「鹿島」へ行ってみました。JR予讃線の伊予北条駅で下車し、徒歩10分ほどで渡船場へ。そこからは、船でわずか5分たらずで到着です。島の名前通り、野生の鹿がたくさんいるこの鹿島。別名「伊予の江の島」とも呼ばれており、夏になると海水浴へ訪れる人で賑わうそうです。

(左)船の屋根上にも鹿(もちろん作り物)。(右)島に着くと鹿がお出迎え。

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