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山口県周南市

人口151,168人※2012年12月末現在
面積656.32km²
市HPhttp://www.city.shunan.lg.jp/

ナベヅルの里づくり


取材日には3羽のナベヅルが確認できた
特別天然記念物であり、絶滅危惧種の野鳥に対する環境保護活動も市内で行われている。 周南市東部にある八代盆地は、ナベヅルがシベリアから越冬のためにやってくる、本州唯一の場所である。ナベヅルは体長約1m、雑食性の大型鳥類。胴体は灰黒色をしており、首から上は白い。
明治維新以降、日本全国各地ではツルの乱獲が行われていたが、八代ではツルを守りたいと地元住民が一念発起し、ツルの保護を始めた。その結果、1887年にはツルの捕獲禁止が県令により定められ、以来120年以上ものあいだ、住民たちのツルを保護したいという強い思いは代々受け継がれ、結果、現在でもツルが渡来してくる場所となった。1985年には、「八代のツルを愛する会」が発足、ねぐら、餌場などの生息環境の整備を継続して行っている。会には、50名ほどが所属し、ツルの渡来時期の前には、地元住民なども集まり、ねぐらをキレイにする作業も行われる。
かつて、ツルの渡来数は300羽を超すまでになったが、近年では年ごとに減少し、2006年度には、10羽をきるまでになった。これは、ねぐらとなる水田の休耕や近隣の開発などによる、環境の変化が原因とされており、貴重な野鳥と人間との共生が今後の大きな課題となっている。八代地区では、渡来数の増加を願い、人とツルの共存を目指し、ツルが住みやすい里づくりを進めている。

市民一人ひとりの環境意識向上へ


社会科見学でも訪れるリサイクルプラザ
ゴミの最終的な分別は人の手によって行われる
子どもから大人まで、市民参加型の取り組みにも力を注いでいる。その主たるものが「市民節電所」と「キッズエコチャレンジ」である。「市民節電所」とは、市民一人ひとりが、身近なところから省エネ活動を取り組み、地球温暖化防止などの、地球環境への意識を高めるための活動であり、具体的には、7月~10月の各月において、電気使用量が昨年より削減できた家庭に対し、抽選などで環境に優しい賞品を贈呈するというもの。応募者は、省エネの意識がとても高く、工夫と努力で無理のない節電対策を行っている。
「キッズエコチャレンジ」とは、「市民節電所」の子ども向けの取り組みであり、小学4年生~6年生までを対象とし、夏休みを利用して何か一つ、自分のできる範囲内での温暖化防止対策を見つけ、実行する。東日本大震災後の電力不足を契機に、子どもたちの節電意識も高まり、自分の行動が地球温暖化対策に貢献しているという意識を持って実践していたり、子どもの意識が家族にも伝わり、家族で協力し合いながら取り組むといった行動も広がっている。その他、楽しく遊びながら地球温暖化防止対策について学べる「エコすごろく」や、自然の大切さを感じてもらうための「昆虫マップ」の作成、ゴミ処理施設への社会科見学など、様々な角度から環境問題と向き合う機会を与えている。何よりも子どもたちが自分自身の意志で考え、行動に移すことが重要なため、わかりやすく、無理なく、楽しく取り組めるよう今後も新たな企画を提供していく。

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