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長崎県長崎市

人口437,291人※2014年7月31日現在
面積406.47km²
市HPhttp://www.city.nagasaki.lg.jp/

長崎市ニューストピックス

2014/11/5
本編を公開いたしました。
2014/8
取材を行いました。

産学官民でつくる 人と自然と文化が輝くまち


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稲佐山からの夜景
長崎県の県庁所在地、長崎市。人口約43万人を擁する中核市である。江戸時代、「鎖国」により外交、貿易が制限されていた日本において、唯一の西欧との窓口として、多様な文化を受け入れ、日本全国へと発信していた。近年では、地理的に優位な長崎港が玄関口となり、東アジア近隣諸国からの観光客が多く訪れるなど、国際観光都市として成長を遂げている。
そして忘れてはならない1945年8月9日の原爆投下。7万人以上の市民が命を落としたこの悲劇を経験した長崎市では、核兵器の廃絶による世界平和を希求する「平和推進都市」としての役割も担っている。

2001年、長崎市は市民がともに考え行動し、環境を大切にするまちを目指すべく、「ながさき環境都市宣言」を行い、これを機に環境への取り組みを本格化させた。2011年には第2次環境基本計画を策定。目指す環境像を「人と自然と文化が輝き続けるまち長崎~環境をともに学び、育み、行動するまちをめざして~」と示した。恵み豊かな自然環境はもちろん、数ある文化遺産を未来へと継承し、市民一人ひとりが環境を意識した行動をとることで、各主体が一丸となり「環境都市・長崎」の実現へと向かう。

エコライフの浸透と拡大


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エコライフ・フェスタの様子
環境基本計画に基づき、幅広い施策を行う長崎市。中でも地球温暖化対策に向けた取り組みが活発だ。「長崎市地球温暖化対策実行計画」では、CO2排出量を2050年度までに2007年度比80%の削減目標を設定。その目標達成に向け、5つの重点アクションプログラムを設けた。その一つが「ながさきエコライフの浸透と拡大」である。
2010年度から始まった「ながさきエコライフ」の取り組みでは、毎年10月に「ながさきエコライフ・フェスタ」を開催。会場では、使わなくなった衣類、雑貨のリユースを実践する「ガレージセールゾーン」や、食材の地産地消を呼び掛ける「フードゾーン」、遊びを通じて環境を考えるゾーンなど、様々なブースが軒を連ね、市民がエコ行動を実践するためのきっかけづくりを後押ししている。ステージでは、エコクイズ大会や地元アーティストのライブなどが行われ、楽しさも追求したイベントとなっている。2013年には約39,000人の市民が参加し、エコ行動を体験した。
そして、エコライフ・フェスタ開催日からの一週間を、「ながさきエコライフ・ウィーク」と題し、市民が家庭や職場などで自ら環境行動を実践する期間とした。参加者は、市が配布するエコチェックシートに記載された項目を実践し、チェックを入れていく。チェック項目は、誰もいない部屋の照明を消すことや、マイバッグを使うことなど、日常生活で気軽に実践できる取り組みばかり。1週間が終わったら、チェックシートを市に提出する。2013年は家庭、学校、職場など合わせて6万人以上が参加。CO2削減量は214.7トンにのぼった。

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