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長崎県長崎市

人口437,291人※2014年7月31日現在
面積406.47km²
市HPhttp://www.city.nagasaki.lg.jp/

長崎市ニューストピックス

2014/11/5
本編を公開いたしました。
2014/8
取材を行いました。


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エコネット定例会の様子
さらに長崎市では、エコライフ・ウィークの終了後も、継続した環境行動を促すため、そして市民が情報を共有し、支え合えながら環境活動を行えるための組織として、環境活動を行う29団体を中心とした市民ネットワーク「ながさきエコネット」を発足。ESDの概念に基づき、地球温暖化対策が隅々まで浸透した、持続可能なまちづくりを目指した活動が行われている。自身が行うエコ活動を宣言すれば、誰でも、いつでも登録が可能。現在までに174チーム、約7,000人の市民がエコネットへの登録を済ませた。登録することにより、メンバー同士の交流の機会が生まれるだけでなく、市や市民団体からの環境情報を入手出来る。エコネットの各メンバー団体は、毎月定例会を開催し、「エコライフ・フェスタ」でのブース出展をはじめ、緑のカーテンセミナーやエコネットフォーラムなど、様々なイベントを企画。それぞれが持つ得意分野を活かした取り組みの発信を行っている。
年に一度の「エコライフ・フェスタ」、1週間の「エコライフ・ウィーク」そして継続的な「エコネット」。長崎市の特徴である“3つのアプローチ”で市民協働を促す。

再生可能エネルギーへの転換


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ながさきソーラーネット
[メガ]三京発電所
地域の資源を有効活用した、再生可能エネルギーへの転換も推進している。長崎市では、2013年に「ながさきソーラーネットプロジェクト」を立ち上げ、太陽光発電事業への本格的な参入を果たした。市中北部・三京町にある「ながさきソーラーネット[メガ]三京発電所(1,115kW)」が2014年3月に運転を開始。市自らがメガソーラーを整備し、低炭素化とともに、太陽光発電の普及啓発を行っている。市内の公共施設への太陽光発電設備設置も進められ、現在までに39ヵ所での設置が完了している。 また、発電事業者への公共施設の屋根貸し事業や、2014年からスタートする市民の出資による発電事業などを通し、地域の活性化にもつなげていきたい考えだ。

大学主導の東長崎エコタウン構想


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長崎総合科学大学
市東部・東長崎地区では、産学官が共同で行うプロジェクト「東長崎エコタウン構想」が進められている。この構想では、東長崎地区をモデル地区として、環境にやさしい未来型都市の構築を目指しており、「人と自然と技術が共生する町」「CO2と廃棄物の発生が少ない町」「安全で安心して暮らせる町」の3つを柱とした先進的な町づくりのための実証実験が行われている。
この構想の基礎となったのが、市内に籍を置く長崎総合科学大学が2003年より行ってきた様々な環境技術の研究、そして2009年に立ち上げた「東長崎エコタウン研究会」である。2011年11月には「東長崎エコタウン協議会」が発足し、同大学を中心とした取り組みは更なる展開を迎えた。


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「ENEハウス」
外観と内観
2011年10月、長崎総合科学大学が進める東長崎エコタウン構想が、文部科学省の「緑の知の拠点事業」に全国で始めて採択された。以後、大学キャンパスなどを活用した先進的なエネルギーマネジメントシステムの高度化に向けた取り組みに対しての補助を受け、マイクログリッドシミュレータの開発をはじめとする研究を3年間続けてきた。2012年4月には、市内に本社を置く建設会社「谷川建設」と大学との共同研究施設として「ENEハウス(スマートハウス)」を大学敷地内に建設。究極の「創エネ」「省エネ」「蓄エネ」住宅を目指した共同研究が5年間続けられる。同じく大学敷地内には2013年5月に「風力・太陽光ハイブリッド発電機」が設置され、蓄電池と組み合わせて電動バイクに充電する実証実験も進行中だ。

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